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脂肪注入とは

脂肪注入とは

脂肪注入とは、自身の脂肪を顔のしわやくぼみ、こけた部位などに注入し、ボリュームを出して見た目の改善を図る施術です。自分の脂肪を使用するため、アレルギーの心配も少ないというメリットがあります。
また、注入した脂肪はある程度生着し、個人差はありますがヒアルロン酸注射などの吸収性のフィラー剤よりも長期間持続します。

目次

こんなお悩みに

  • ほうれい線や深いしわがある
  • 頬がこけて老けて見える
  • 骨張ったフェイスラインを丸くしたい
  • おでこに丸みが無い
  • 目の下にクマや凹みがある

施術の特徴について

顔のしわ、くぼみ、こけなどの症状が起きる原因のひとつは脂肪の減少です。脂肪注入では自分のお腹や太ももなどから採取した脂肪を注入して、ふっくらと若々しい印象の顔に導く施術です。
また、目の下のクマの改善や、おでこに丸みを出す輪郭形成も可能です。注入した脂肪はある程度生着し、個人差はありますがヒアルロン酸注射などの吸収性のフィラー剤よりも長期間持続します。

脂肪注入が可能な部位

目の周りなど皮膚が薄いデリケートな部位にも注入できます。

脂肪注入が可能な部位

施術方法

1. 脂肪の採取

使用する脂肪は太ももやお腹など皮下脂肪の多い部位から採取します。麻酔をしたのち、カニューレと呼ばれる金属製の細い吸引管で脂肪を吸い出します。

2. 脂肪の加工

採取した脂肪を遠心分離器にかけて不純物(水分、麻酔液、死んだ細胞など)を取り除きます。脂肪組織の割合を増やすことで、定着率の向上が期待できるほか、不純物によるしこりや石灰化のリスクを減少させます。
さらに濃縮して使用する方法(コンデンスリッチ)や、ナノ化して使用する方法(ナノリッチ)などがあります。

3. 脂肪注入

加工した脂肪を注射器で顔に注入します。注入ポイントや量は、状態やご希望によって多少違います。

4. 圧迫固定

脂肪を吸引した箇所は縫合後、3〜5日間テープやサポーターで固定します。1週間程度で抜糸します。
溶ける糸を使用の場合は、抜糸はありません。

ヒアルロン酸注入との違い

脂肪注入 ヒアルロン酸注入
効果持続期間 生着した脂肪は長期的 3か月〜半年
ダウンタイム 腫れや内出血が数日から数週間程度 腫れや内出血が数日程度
メリット アレルギーの心配が少ない 注射するだけで効果を得られる
デメリット ・脂肪を吸引する施術も必要
・ダウンタイムが長め
・繰り返しの注入が必要
・注入部位によっては青く透けることがある

施術の特徴まとめ

  • 自身の脂肪を顔に注入する施術
  • 輪郭をふっくらと若々しくする効果が期待できる
  • 生着した脂肪はヒアルロン酸注入よりも長期的な効果が期待できる
  • 注射器で注入するので傷跡が目立ちにくい

施術の詳細

  • 施術時間

    60~150分(手術の内容による)

  • 施術回数

    1回

  • 施術間隔

    基本的に1回で終了

  • 価格

    150,000円〜1,100,000円

  • 麻酔

    必要

  • ダウンタイムや副作用

    (脂肪吸引部)
    手術後の腫れや内出血は個人差がありますが、1〜2週間で徐々に落ち着きます。
    脂肪吸引部分の拘縮が消失して自然になるまでに3か月程度かかります。

    (脂肪注入部)
    腫れ、内出血は1週間程度で落ち着きます。

    〇想定される副作用・リスク

    赤み腫れ熱感傷口の炎症感染色素沈着内出血血腫傷跡左右差凹凸しこり(石灰化)など
    ※ダウンタイムとは、施術を受けて発生した肌の赤みやかさぶたなどが治まる期間のことをさします。
  • 留意点

    ・脂肪吸引した部位は、3日程度テープなどで圧迫固定を行います。
    ・抜糸するまでは、激しい運動、サウナ、飲酒はお控えください。
    ・洗髪、洗顔は翌日より可能ですが、傷を濡らさないように注意してください。
    ・シャワーは固定が外れてから可能です。
    ・メイクは患部を避けて翌日から可能です。
    ・1か月程度はうつ伏せ寝を避けてください。

※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。

  • 妊娠中あるいは授乳中の方
  • 重篤な疾患や感染症がある方
  • アトピーや皮膚病などの皮膚疾患をお持ちの方

施術の流れ

カウンセリング
医師によるカウンセリングで、気になる部位や症状を相談し、治療方法を決めていきます。
当該治療が適応かどうか、ダウンタイム等についてもしっかり聞くことが大切です。
手術
脂肪吸引部位に注射で局所麻酔を行い、麻酔が効いたところで脂肪吸引を行います。笑気ガス麻酔や静脈麻酔を併用するクリニックもあります。注入は注射で行います。
アフターケア
傷口を保護、脂肪吸引した箇所はテープやサポーターなどで3~5日間ほど固定します。抜糸は1週間後です。なおクリニックによってアフターケアの内容は多少異なります。
溶ける糸を使用の場合は、抜糸はありません。

よくあるQA

痩せ気味だと脂肪を採取できないと聞きましたが本当ですか?
脂肪豊胸と異なり、顔の脂肪注入に必要な脂肪量は少ないので、痩せ気味の方でも問題ない場合が多いです。
ヒアルロン酸注入をしていますが、脂肪注入に変更できますか?
ヒアルロン酸が残っている状態でも施術は可能ですが、ヒアルロン酸の量によっては除去した方がいいでしょう。その場合は、ヒアルロン酸を分解除去する薬剤を注入して、後日に脂肪注入を行います。
入れ過ぎたように感じます。脂肪注入を除去することはできますか?
脂肪は吸収されて無くなる量を考慮して仕上りよりも多めに注入します。1~3か月で半分程度に落ち着きますが、どうしてもすぐに除去したい場合は、脂肪溶解注射で脂肪を減らすなどの対応も可能です。