婦人科形成とは
婦人科形成とは女性器の形や大きさ、機能を整える施術です。見た目の改善だけでなく、においが気になる、こすれる、性交痛があるといった日常生活での不快感の改善も期待できます。
女性器の形状などに悩んでいる、出産や加齢によって女性器が変化したという方に適した治療です。
目次
こんなお悩みに
- 女性器の形や大きさが気になる
- 女性器が下着にこすれて痛い
- 女性器に左右差がある
- 性行為時に痛みがある
- においが気になる
- 汚れがたまりやすい
施術の特徴について
婦人科形成は、見た目の改善、機能の改善など複数の治療があり、女性器全般の悩みに対応することから「女性器形成」とも呼ばれています。
代表的な治療は、小陰唇(しょういんしん)縮小術、大陰唇(だいいんしん)縮小術、副皮(ふくひ)除去、処女膜切開術です。デリケートな部位のため、傷が目立ちにくい手法で行います。
施術の種類
小陰唇縮小術
小陰唇が大陰唇からはみ出している、左右差がある、下着に擦れて痛いなどの場合、小陰唇を切除して整えます。汚れやにおいなどの改善も期待できます。
施術:局所麻酔をしたのち、余分な皮膚を切除して縫合します。
大陰唇縮小術
大陰唇の余分な皮膚を切除して、たるみやシワ、左右差をなくす施術です。小陰唇や下着とこすれて生じる痛みやかゆみの改善効果も期待できます。
施術:局所麻酔をしたのち余分な皮膚を除去して縫い縮めます。シワやたるみの改善として、マシンで超音波や高周波を照射する施術もあります。
副皮除去
小陰唇と大陰唇の間にある小さなヒダを副皮と呼びます。副皮が肥大していると汚れが溜まりやすく、においの原因となるため、取り除いて整えます。
施術:局所麻酔をしたのち、余分な皮膚を除去し縫い縮めます。
処女膜切開術
膣の入り口が固い・小さい、生まれつき処女膜が厚く硬い処女膜強靭症(しょじょまくきょうじんしょう)を改善する施術です。性行為がスムーズに行えるように処女膜を切開・切除します。
施術:局所麻酔をしたのち、膜部分を切開・切除します。
施術の特徴まとめ
- 主に手術によって女性器の形や大きさを改善する治療
- 手術跡は基本的に目立たない
- 気になる箇所や希望に合わせて方法が選べる
施術の詳細
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施術時間
10~180分(手術の内容による)
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施術回数
1回
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施術間隔
基本的に1回で終了(手術の場合)
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価格
60,000〜550,000円
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麻酔
必要
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ダウンタイムや副作用
手術後は切開部から出血が多少ありますので、1週間程度ナプキンを装着してください。腫れは1週間程度で徐々に落ちつきます。傷跡は2~3か月程度でわかりにくくなります。
〇想定される副作用・リスク
腫れ傷口炎症感染色素沈着内出血血腫傷跡左右差など -
留意点
・患部を清潔に保つため、しばらくはお手洗い後に洗浄綿で拭き取りします。
・手術当日はシャワー、入浴はお控えください。
・入浴は出血が治まってから可能ですが、湯船に長時間浸かるのは避けてください。
・性行為は1ヶ月間はお控えください。バイクや自転車は1ヶ月間はお控えください。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。
- 妊娠中あるいは授乳中の方
- 重篤な疾患や感染症がある方
施術の流れ
- カウンセリング
- 医師によるカウンセリングで、気になる部位や症状を相談し、治療方法を決めていきます。
当該治療が適応かどうか、ダウンタイム等についてもしっかり聞くことが大切です。 - 手術
- 注射で局所麻酔を行い、麻酔が効いたところで手術を行います。笑気ガス麻酔や静脈麻酔を併用するクリニックもあります。
- アフターケア
- 溶ける糸を使用し、抜糸はありません。抜糸が必要な場合は、1〜2週間後に行います。
出血と患部の保護のために1週間ほどナプキンを装着します。
なお美容クリニックによってアフターケアの内容は多少異なります。
よくあるQA
- 性行為はいつから可能ですか?
- 手術の場合、1か月ほど経過したら可能です。ただし傷の治り具合は個人差がありますので注意してください。
- 手術後に自転車に乗ってもいいですか?
- 自転車やバイクなどは、1か月ほど避けてください。
- 小陰唇を切除した後、日常生活や出産に影響はありませんか?
- 小陰唇は尿道や膣を保護する機能がありますが、適切な位置で切除することで日常生活や出産には影響はでません。
- 生理中の施術は避けた方がいいですか?
- 生理中の施術はできません。また、術後は清潔を保てるよう生理直前の施術も避けてください。
- 手術後、トイレで注意する事はありますか?
- 抗生物質の化膿止めが処方されますので患部の消毒などは必要ありませんが、ウォシュレットなどできれいに洗い流し、できるだけ清潔に保つようにしてください。