アートメイクとは
アートメイクとは、眉、アイラインなどの皮膚の浅い層に色味を入れる施術です。毎朝のアイブロウやアイメイクなどのメイク時間を短縮することができます。眉やアイラインの他、唇の色、薄毛改善、ほくろ入れなどでも使用されています。なおアートメイクは医療行為になるため、専門の美容クリニックで施術を行うようにしてください。
目次
こんなお悩みに
- 眉の形やラインを整えたい
- 唇の厚さや色を整えたい
- アイラインを毎日ひくのが大変
- 薄毛、円形脱毛などを隠したい、生え際を狭く見せたい
- 魅力的なほくろがない
施術の特徴について
アートメイクとは、眉やアイラインなどの皮膚の薄い層に専用の色素を注入する施術です。入浴や洗顔などで色味が落ちることはありません。色味を定着させるためには2~3回程度の施術が必要になります。またアートメイクの場合、皮膚の深い層に色素をいれるタトゥーと異なり、ターンオーバー(肌の新陳代謝)で入れ替わる浅い層にのみ色味をいれる治療のため、一般的には2~3年程度で色味が薄くなっていきます。なおアートメイクは医療行為のため、専門の美容クリニックでのみ施術を受けられる治療になります。施術にあたっては事前に麻酔を行います。
施術可能な部位
一番人気の部位です。毎日のメイク時間を短縮したい方の他、左右対象に描くことが苦手、流行の形に整えたい、海や温泉、ジムなどで汗を流しても自然な眉を維持したい、といった理由で施術を行うことが多いです。昨今はアートメイクの技法も進化しており、より自然で立体的に仕上げる技法やグラデーション技法などを取り入れている美容クリニックも増えています。希望のラインにするだけではなく、一人ひとりの輪郭や骨格などにあわせて眉のラインを整えることができます。
上下のまぶたの際にアートメイクを行うこともできます。すっぴんの状態でもメイクをしたような目力の強い目元にすることができます。自然なラインとしてまつげの間のみを埋めるように施術する方法や、アイシャドウのようにインパクトのあるデザインを施すことも可能です。
唇全体に色味をいれて血色がよくボリュームのあるデザインにする施術の他、リップラインのみに色を入れて唇の輪郭を整えるデザインや、唇の山の部分のみ整えるデザインなど様々な技法があります。
頭頂部や額、分け目など、毛髪が薄くなった部分にアートメイクで自然に黒の色素をいれることで、毛髪のボリュームアップと同じような効果を期待する施術です。
施術の特徴まとめ
- 入浴、洗顔をしてもラインは落ちない
- 麻酔を使用するため施術時の痛みが少ない
- 2~3年程度で色味が薄くなるためリデザインが可能
施術の詳細
- 施術時間30分~2時間(部位や範囲による)
- 施術回数2~3回
- 施術間隔1~2か月に一度
- 価格眉 2回 40,000~120,000円
リップ 2回 80,000~150,000円 -
麻酔
必要
-
ダウンタイムや副作用(施術後の状態)
施術後に肌に腫れ・赤みが生じることがあります。特に唇の場合は腫れが生じやすいです。
施術後3日程度は色味が一段濃くなったような状態になります。
施術後1週間ほどで、傷口にできた小さなかさぶたは自然に剥がれます。それまでは無理に剥がさないようにしてください。〇想定される副作用・リスク
腫れ赤み色素沈着内出血感染症痛みしこりなど -
留意点
施術後は、医療機関から処方される皮膚保護剤で保湿をしっかり行ってください。
施術後は皮膚に細かな穴が開いている状態のため、清潔な状態を保つようにしてください。
施術後は色素が抜けるのを防ぐために紫外線対策も行ってください。
施術後2週間ほどは温泉、サウナ、プール、ホットヨガ、激しい運動などの汗が大量に出る行為は避けてください。
当日は飲酒を避けてください。
洗顔、シャワーは当日から可能です。メイクは翌日から可能です。
※その人の状態・機材によって回数・価格などが変わります。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。詳細は美容クリニックにご確認ください。
- 妊娠中あるいは授乳中の方
- 重篤な疾患や感染症がある方
- アトピーや皮膚病などの皮膚疾患をお持ちの方
- 緑内障の方(アイライン)
- まつ毛の育毛剤を使用している方(アイライン)
- アレルギー体質の方
- 糖尿病、心疾患の方
- ハイドロキノン使用、ピーリング、ニキビ治療を行っている方
施術の流れ
- カウンセリング
- 施術を希望する部位や希望のデザイン・形についてヒアリングします。
- 洗顔
- メイクを落とし、洗顔を行ってから施術を行います。美容クリニックによっては、適正な診断のために洗顔をしてから診察を行うところもあります。
- 施術
- アートメイクを入れる部分にデザインを行います。その後、施術部位に麻酔を行い、染料で埋めていきます。
- アフターケア
- 必要な場合は冷却などを行います。なお美容クリニックによってアフターケアの内容は多少異なります。
よくあるQA
- 痛みが不安です。どのくらい痛いですか?
- クリーム麻酔などを行った後にアートメイクを行うため、施術中に痛みを感じることは少ないですが、痛みに弱い方の場合はチクチクとした痛みを多少感じることもあります。
- アートメイクをした後もMRIは受けられますか?
- アートメイクやタトゥーの一部の染料で使用されている金属材料が反応する可能性があります。使用する染料は美容クリニックによって異なるため、気になる際には事前に確認するようにしてください。またMRIを受ける際にはアートメイクを行っている旨を伝えるとよいでしょう。
- 形や色味が気に入らなかった際に修正はできますか?
- アートメイクは施術後にデザイン修正や色味の変更が可能です。またレーザー照射によってアートメイクそのものを除去することも可能です。ただし色味などによっては完全には落ち切らないこともあるため、事前に確認した上で施術を受けるようにしてください。
- 施術による副作用はありますか?
- 個人差はありますが、ごくまれに炎症や感染症などが起きる可能性もあります。ダウンタイムや副作用は事前に医師に確認した上で施術を行うようにしてください。
- ダウンタイムはありますか?
- 施術後肌に腫れ、赤みが生じることがあります。特に唇の場合は腫れが生じやすい部位のため、必要な場合には冷やすようにしてください。小さなかさぶたは1週間ほどで自然に剥がれます。それまでは無理に剥がさないようにしてください。