小鼻縮小・鼻翼形成とは
小鼻縮小とは、横に広がっている小鼻の横幅を縮めて小さくする手術です。同時に鼻の穴も小さく形良く整えることが可能で、かわいらしい鼻や上品な鼻になることが期待できます。
小鼻は鼻翼(びよく)とも称されていることから、鼻翼形成とも呼ばれています。
目次
こんなお悩みに
- 小鼻を小さくしたい
- 小鼻が横に広がっている
- 鼻の穴が大きい
施術の特徴について
小鼻縮小・鼻翼形成は、外科手術により小鼻の一部を切り取って縫い縮め、横幅を狭くして小鼻を小さく整えます。小鼻の横が張り出して、人があぐらをかいた姿に似ている「あぐら鼻」も形良く小さく整えることができます。
理想の小鼻とは
小鼻の幅が両目頭のまっすぐ下の位置に収まるのが理想的なバランスとされています。
理想的な小鼻(鼻翼)の位置・大きさ
施術方法
手術方法は大きく分けて2通りあり、鼻の穴の中から切開する内側法と、鼻の付け根から切開する外側法があります。鼻の大きさや状態・なりたい仕上がりの形によって術式が異なります。どちらの方法も一度受けることで、元の形に戻る心配はありません。
・内側法
小鼻の張り出しは小さめで、横幅が広い鼻のタイプにおすすめの手術法です。鼻の穴から皮膚の一部と組織を切除して、縫い縮めます。横に広がっていた大きい鼻の穴も小さくなります。傷跡が目立ちにくい方法です。
・外側法
小鼻の横の張り出しが大きいあぐら鼻のタイプにおすすめの手術法です。小鼻の付け根を切開し、皮膚と組織を切除して、縫い縮めます。鼻の穴は形が縦型になり、小さく見える効果もあります。
その他に、内側法と外側法を併用してそれぞれのメリットを活かした方法もあります。
施術の特徴まとめ
- 皮膚の一部を切除して、小鼻の大きさや横幅を小さく整える
- 鼻の穴を小さく整えることもできる
- 小鼻の状態や希望の仕上がりによって複数の手術法がある
- 1回の手術で鼻が小さくなる
施術の詳細
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施術時間
20~60分(手術の内容による)
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施術回数
1回
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施術間隔
基本的に1回で終了
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価格
200,000〜500,000円
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麻酔
必要
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ダウンタイムや副作用
施術後、腫れや内出血が出る場合がありますが、1〜2週間ほどで引いていきます。
縫合した箇所は赤い傷ができますが、2〜3か月で赤みや腫れが落ち着きはじめ、時間の経過とともに目立たなくなります。
※内側法の場合、皮膚表面に傷跡はできません。〇想定される副作用・リスク
赤み腫れ熱感傷口の炎症感染色素沈着内出血血腫傷跡左右差ピンチノーズ変形など -
留意点
・メイクは抜糸2日後から可能です。最初は負担の少ない軽いメイクから始めてください。
・シャワーは手術翌日から可能です。患部をこすったり濡らしたりしないようにご注意ください。
・入浴、患部の洗顔は抜糸1〜2日後から可能です。
・抜糸するまでは、激しい運動、サウナ、飲酒はお控えください。
・お顔への強いマッサージ、激しい運動は1か月程度控えてください。
・鼻をこする、強くかむのは1か月程度控えてください。
・うつぶせ寝など、患部を強く押さえるのは1か月程度控えてください。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。
- 妊娠中あるいは授乳中の方
- 重篤な疾患や感染症がある方
施術の流れ
- カウンセリング
- 医師によるカウンセリングで、気になる部位や症状を相談し、治療方法を決めていきます。当該治療が適応かどうか、ダウンタイム等についてもしっかり聞くことが大切です。
- 施術
- 注射で局所麻酔を行い、麻酔が効いたところで施術を行います。笑気ガス麻酔や静脈麻酔を併用する美容クリニックもあります。
- アフターケア
- 傷口を保護、出血を抑えるために翌日まで鼻栓をします。手術の5〜7日後に抜糸を行います。
なおクリニックによってアフターケアの内容は多少異なります。
よくあるQA
- 手術の後、いつから鼻をかんでもいいですか?
- 1週間程度は鼻をかまずにやさしく拭きとるだけにしてください。1か月が経過する頃には普段通り鼻をかむことができますが、強くかむことは避けてください。
- プロテーゼ挿入をしていますが、小鼻縮小も受けられますか?
- すでに挿入している場合も受けることができます。また、小鼻縮小術と同時にプロテーゼ挿入術を受けることも可能です。
- 鼻の穴に左右差がありますが、揃えることはできますか?
- 手術によって多少の調整は可能です。ただし、本来どなたの鼻も非対称なものなので、完全に左右対称にすることは難しいです。
- 元に戻すことはできますか?
- 小鼻縮小・鼻翼形成では皮膚や組織の一部を除去するため、元に戻すことはできません。