光治療・IPLとは
光治療・IPLは、IPL(Intense Pulsed Light)という光を照射することで、しみ・そばかす・くすみ・毛穴の開き、肌のハリ・ツヤ感アップなどを目的とした施術です。1回あたりの施術効果はマイルドですが、施術後の赤み・腫れなどが少ない点が特徴です。
目次
こんなお悩みに
- しみ、そばかす、肝斑が気になる
- 繰り返すニキビをなくしたい
- ニキビ跡の赤みが気になる
- 毛穴の黒ずみや開きが気になる
- 肌全体がくすんでいる
- 美白治療に興味がある
- 肌がカサカサする
施術の特徴について
光治療は、IPL(Intense Pulsed Light)という波長の光エネルギーを照射する美肌治療のひとつです。レーザーは肌トラブルにあわせて目的に合ったものを使用します。光・IPL治療の場合は照射できる光の範囲が560nm~1,200nmと広いため、波長を調整することでしみ・くすみ・ニキビ・赤ら顔・美肌・美白・毛穴の開きといった様々な悩みに対応することができます。1回あたりの照射エネルギーが比較的ゆるやかであるため、悩みにあわせて何度か繰り返して照射を行う必要がありますが、施術後のダウンタイム(赤み・腫れなど)が少ない点が特徴です。光治療・IPLには付属品に複数のフィルターがあり、これらを使い分けることで様々な肌トラブルに対応することができます。
- ①光がしみの原因であるメラニンに反応して色素を分解します。
- ②分解されたメラニンは少しずつ表皮のほうへ浮かび上がります。
- ③ターンオーバーによって老廃物として皮膚の外に排出されます。
柔らかい光エネルギーによって、しみなどの原因である蓄積されたメラニン色素を少しずつ皮膚表面に押し出します。照射後数日後にターンオーバー(肌の新陳代謝)によってメラニン色素が浮き上がってきます。
マシンの波長を変えて皮膚の奥のほうにまでエネルギーを届けることで、赤みの原因である拡張した毛細血管を収縮させて赤みを目立たなくさせる効果が期待できます。
光エネルギーの熱刺激によって肌細胞のコラーゲン産生効果を促すことで、ハリ感アップ・ツヤ感アップ、小じわや毛穴の開きなどの治療としての効果が期待できます。
アクネ菌に最も吸収されやすい光エネルギーで照射をすることで、ニキビの元となるアクネ菌を殺菌します。ニキビ跡は皮膚の深い部分にまで及んでいるため、その位置までエネルギーが届く波長のフィルターを使用して照射を行います。
施術の特徴まとめ
- しみ・ニキビ・毛穴の開きなど様々な悩みに最適
- ハリ・ツヤ・美白など美肌効果も期待できる
- 施術後のダウンタイムがレーザーよりも少ない
施術の詳細
- 施術時間20~30分(目的によって多少異なります)
- 施術回数5~8回
- 施術間隔2~3週間に一度
- 価格1回 10,000~35,000円
-
麻酔
なし
-
ダウンタイムや副作用(施術後の状態)
施術後に数時間程度、赤みや腫れ、ほてりが続くことがあります。
施術後に一時的にかさぶたが生じることがありますが、1週間ほどで落ち着きます。かさぶたは無理に剥がさず自然に取れるまで触らないようにしてください。〇想定される副作用・リスク
腫れ赤み乾燥やけどかさぶたほてり色素沈着など -
留意点
メイクは施術直後から可能です。入浴・シャワーも当日から可能です。
施術後は乾燥を避けて保湿をしっかりと行うようにしてください。
施術後はできるだけ紫外線に当たらないように日焼け対策を行ってください。
施術後、一時的にしみが濃くなることがありますが、その後、次第に薄くなります。
※その人の状態・機材によって回数・価格などが変わります。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。詳細は美容クリニックにご確認ください。
- 妊娠中あるいは授乳中の方
- 重篤な疾患や感染症がある方
- アトピーや皮膚病などの皮膚疾患をお持ちの方
- アレルギー体質の方
- 強い日焼けがある方
施術の流れ
- カウンセリング
- 気になる部位について医師が診察し、症状に適した治療方法を決めます。診察によって当該治療が適応か判断し、適正な治療を行う事が大切です。
- 洗顔
- メイクを落とし、洗顔を行ってから施術を行います。クリニックによっては、適正な診断のために洗顔をしてから診察を行うところもあります。
- 施術
- 肌を保護するジェルを塗布後、照射を行います。痛みは、輪ゴムで軽くパチパチと弾かれているような感覚がある程度です。
- アフターケア
- ジェルをふき取り終了です。術後はすぐにメイクが可能です。
よくあるQA
- 痛みが不安です。どのくらい痛いですか?
- 光治療・IPLはおだやかな光エネルギーで照射するため、照射中はパチパチと輪ゴムで軽くはじかれるような刺激がありますが、ほとんどの方が麻酔を使用せず施術を行っています。
- 何回程度受けるのが良いのでしょうか?
- 肌の状態や施術の目的などによって異なりますが、多くの場合は2~3週間に1回のペースで4~6回程度です。光治療・IPLは回数を重ねれば重ねるほど効果を実感できるため、メンテナンスとして月に1回程度、継続的に照射を行うことが多いです。
- 日焼けしているのですが照射可能ですか?
- 日焼けをしている方は照射を行うことができません。また照射後に日焼けすることも避けてください。
- 施術による副作用はありますか?
- 個人差はありますが、敏感肌や肌が弱い場合は、稀に術後に赤み・腫れ・ほてりなどが生じることがあります。いずれも気になる際には、冷たいタオルなどで冷やすと赤みが引いていきます。ダウンタイムや副作用は事前に医師に確認した上で施術を受けるようにしてください。
- ダウンタイムはありますか?
- 敏感肌などの場合は、照射後に赤みが生じたりほてりを感じることもありますが、通常は数時間程度で落ち着きます。施術終了後はそのままメイクをすることが可能です。