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人中短縮とは

人中短縮とは

人中短縮(じんちゅうたんしゅく)とは、鼻と唇までの距離を短くする手術です。リップリフトや鼻下短縮術と呼ぶ場合もあり、鼻の下を短くすることで顔全体の印象を変える効果が期待できます。
鼻の下の皮膚を切除して整える方法ですが、手術に抵抗があるという方には、注射だけの方法もあります。

目次

こんなお悩みに

  • 鼻の下が長いことが気になる
  • 面長・中顔面の長さが気になる
  • 鼻の下が長く老けて見える
  • 上唇にボリュームが欲しい

施術の特徴について

人中とは、鼻と唇の間にある溝のことです。人中短縮の手術は、鼻の下の余分な皮膚を切除して引き上げます。同時に上唇も引き上げられるため、ふっくらと立体的な唇になる効果があります。傷跡は鼻の下のつけ根や鼻の穴の中で目立ちません。
皮膚を切除する方法のほかに、ボトックス注射で短く見せる方法もあります。

人中の理想のバランス

人中の黄金比率は、人中:あごの長さが1:2であるとされています。人中が長いと顔が老けて見えたりすることもあります。

人中の理想のバランス

施術方法

人中短縮手術

人中短縮手術

1. デザイン
なりたい顔のバランスや希望の鼻の下の長さに合わせて、切開する皮膚をデザインします。

2. 切開
麻酔をした後、あらかじめ決めた範囲の皮膚を切除します。

3. 縫合
皮膚だけでなく筋層も同時に引き上げて縫合します。鼻の下のつけ根、もしくは鼻の穴で縫合します。

人中短縮ボトックス

上唇の外側にある口輪筋にボトックスを注射器で注入します。筋肉が緩むことで唇がめくり上がり、鼻の下が短く見えます。効果は1〜2週間後に現れ、3〜6か月ほど持続することが一般的です。
笑った時に歯茎が多く見えるガミースマイルの方は、唇がより持ち上がるためこの施術は向いていません。

人中短縮ボトックス

施術の特徴まとめ

  • 鼻の下に沿って切開、皮膚を引き上げることで人中を短くする手術
  • 切開をするが傷跡は目立ちにくい
  • 人中の長さとあごの長さの黄金比率1:2を目指す
  • メスを使用しないボトックス注射による施術もある

施術の詳細

  • 施術時間

    10~60分(手術の内容による)

  • 施術回数

    1回

  • 施術間隔

    基本的に1回で終了

  • 価格

    切開する場合 200,000〜500,000円
    切開しない場合 17,000〜60,000円

  • 麻酔

    必要

  • ダウンタイムや副作用

    大きな腫れや内出血は、大体1~2週間で次第に落ち着きます。傷跡は3〜6か月で目立たなくなります。
    *切開しない方法(人中短縮ボトックス)の場合、ダウンタイムは数時間程度で長くても1週間ほどです。

    〇想定される副作用・リスク

    赤み腫れ炎症つっぱりむくみ痛み内出血感染症傷跡色素沈着など
    ※ダウンタイムとは、施術を受けて発生した肌の赤みやかさぶたなどが治まる期間のことをさします。
  • 留意点

    ・メイクは抜糸をした2日後から可能です。最初は傷口に負担の少ない軽いメイクから始めてください。
    ・シャワーは手術翌日から可能です。患部をこすったり濡らしたりしないようにご注意ください。
    ・入浴、患部の洗顔は抜糸1〜2日後から可能です。
    ・鼻をこする、強くかむのは1か月程度控えてください。
    ・うつぶせ寝など、患部を強く押さえるのは1か月程度控えてください。
    ※切開しない方法(人中短縮ボトックス)の場合は、当日からメイクも可能ですが、1週間程度は長時間の入浴、サウナ、運動は避けてください。

※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。

  • 妊娠中あるいは授乳中の方
  • 重篤な疾患や感染症がある方
  • アトピーや皮膚病など皮膚疾患をお持ちの方

施術の流れ

カウンセリング
医師によるカウンセリングで、気になる部位や症状を相談し、治療方法を決めていきます。
当該治療が適応かどうか、ダウンタイム等についてもしっかり聞くことが大切です。
手術
切開部位に注射で局所麻酔を行い、麻酔が効いたところで手術を行います。笑気ガス麻酔や静脈麻酔を併用するクリニックもあります。
抜糸
手術の5〜7日後に抜糸を行います。溶ける糸を使用するクリニックの場合、抜糸はありません。

よくあるQA

手術の後はどんなことに気をつけたらいいですか?
鼻の下を伸ばすような動きは避けてください。また、術後1か月程度は鼻を強くかまずにやさしく拭き取るようにしてください。
元に戻すことはできますか?
人中短縮ボトックスは薬剤の効果がなくなると元に戻りますが、皮膚を除去する手術の場合は元に戻すことはできません。
何mmくらい短くできますか?
どの程度短くできるかは個人差がありますが、ご希望が多いのは2〜5mmです。短くしすぎると口が閉じにくくなったり、前歯や歯茎が露出する(ガミースマイル)原因になります。
鼻の下から唇までの長さが何㎜以上だと手術を受けられますか?
顔の大きさや全体のバランスを見て総合的に判断しますので、個人差があります。ただし、最低でも15mm以上ないと手術に適応しません。
施術後、違和感や痛みはありますか?
個人差がありますが、痛みは3日ほどで落ち着き抜糸後はほぼ治まっていきます。違和感としては上唇が引っ張られている感覚がありますが、1~2週間程度で徐々に落ち着いてきます。