鼻骨幅寄せとは
鼻骨幅寄せ(びこつはばよせ)とは、太くて大きい鼻を細く整える手術です。余分な骨を削って中央に寄せることで、鼻筋が細くなり鼻全体が細くスッキリとした印象になる効果があります。鼻のメイクに時間がかかる、減量しても鼻だけ細くならない、という方にもおすすめです。
目次
こんなお悩みに
- 鼻筋の幅が大きく太い
- 細い鼻筋にしたい
- 鼻が大きく目立つ
- 顔の印象が骨張っている
- やさしい印象の顔になりたい
施術の特徴について
鼻骨幅寄せは、広い鼻筋を細くまっすぐ整えることが可能です。鼻周辺の骨に切り込みを入れて、中央に寄せて固定します。骨を切るという外科手術のため、腫れや内出血が長引く場合があります。
施術方法
手術は鼻の穴の中を切開するクローズ法、または鼻柱(鼻の穴の間)を切開するオープン法で行います。
1. 骨を切る
鼻の骨は大きく分けると鼻骨、外側鼻軟骨、鼻中隔(びちゅうかく)軟骨、大鼻翼(だいびよく)軟骨の4つで構成されており、鼻骨の両側には上顎骨(じょうがくこつ)が広がっています。
麻酔を行い、鼻専用の医療用ノミや超音波骨切り機で上顎骨まで切り込みを入れます(外側骨切り)。次に鼻骨に切り込みを入れます(内側骨切り)。
2. 寄せる
傷口を縫合し、両サイドの鼻骨と上顎骨を中央に寄せて、横に広い鼻筋を狭めます。
3. 固定する
顔の上からギプスで固定します。手術後1〜2週間ほどつけます。
施術の特徴まとめ
- 鼻の骨を切除して幅を寄せて固定する手術
- 太い鼻筋を細く直線的にする
- クローズ法の場合は顔に傷ができない
- 1〜2週間はギプス固定が必要
施術の詳細
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施術時間
1~3時間(手術の内容による)
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施術回数
1回
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施術間隔
基本的に1回で終了
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価格
600,000〜900,000円
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麻酔
必要
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ダウンタイムや副作用
施術後、腫れや内出血が出る場合がありますが、1〜2週間ほどで引いていきます。
縫合した箇所は赤い傷ができますが、2〜3か月で赤みや腫れが落ち着きはじめ、時間の経過とともに目立たなくなります。〇想定される副作用・リスク
赤み腫れ熱感傷口の炎症感染色素沈着内出血血腫傷跡皮膚壊死左右差鼻づまり鼻の違和感など -
留意点
・1~2週間、顔にギプス固定を行います。
・ギプス除去・抜糸するまでは、激しい運動、サウナ、飲酒はお控えください。
・シャワーは当日より可能ですが、傷を濡らさないように注意してください。洗顔はギプスをはずした後に可能です。
・骨が固定されるまでの2〜3か月間は、うつぶせ寝など鼻に荷重がかからないようにしてください。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。
- 妊娠中あるいは授乳中の方
- 重篤な疾患や感染症がある方
- アトピーや皮膚病など皮膚疾患をお持ちの方
施術の流れ
- カウンセリング
- 医師によるカウンセリングで、気になる部位や症状を相談し、治療方法を決めていきます。
当該治療が適応かどうか、ダウンタイム等についてもしっかり聞くことが大切です。 - 施術
- 局所麻酔の他に静脈麻酔や全身麻酔を使用し、麻酔が効いたら手術を開始します。
- アフターケア
- 傷口を保護、ギプス固定します。1〜2週間程度でギプス除去と抜糸を行います。
なおクリニックによってアフターケアの内容は多少異なります。
よくあるQA
- 手術後の注意はありますか?
- ギプス固定は仕上りに影響する場合があるので、クリニックの指導を守ってください。また、手術の傷が回復するまでの2〜3週間は、強く鼻をかむなど、鼻に負担のかかることは避けてください。
- 骨を切らずに、鼻を細くする方法はありますか?
- 鼻を根元から細くする方法は、鼻骨幅寄せの手術が適していますが、小鼻を小さくしたり、鼻に高さを出す施術で鼻を細く見せる方法もあります。医師とよく相談してください。
- 鼻を高くすることもできますか?
- 鼻骨幅寄せは、鼻を細く整えることが目的の手術です。高さを出したい場合は、鼻中隔延長を併用して受けることをおすすめします。