鼻尖縮小とは
鼻尖縮小(びせんしゅくしょう)は、だんご鼻修正やだんご鼻解消術とも呼ばれ、丸くふくらんでいる鼻尖(鼻先)の形や大きさを整える手術です。同時に鼻の穴の形がほっそりとして小さく見える効果もあります。鼻全体は高くしたくないけれど、鼻先だけすっきり高くしたい、という方におすすめです。
目次
こんなお悩みに
- だんご鼻が気になる・鼻が丸く大きい
- 鼻先を細く尖らせたい
- 鼻の穴を目立たないようにしたい
施術の特徴について
鼻尖縮小は、だんご鼻の原因である鼻先の余分な脂肪や組織を取り除き、左右の鼻翼軟骨を調整して縫い寄せます。
だんご鼻の原因
だんご鼻とは小鼻が低く鼻先が丸く、団子のように見える鼻のことです。
1.鼻翼軟骨(びよくなんこつ)が横に広がっている
2.鼻尖の脂肪が多い
3.鼻尖の皮膚が厚い
などの原因があります。
施術方法
手術は鼻の穴の中を切開するクローズ法、または鼻柱(鼻の穴の間)を切開するオープン法で行います。
1. 脂肪除去
鼻先の脂肪を除去します。
2. 鼻翼軟骨の処理
一人ひとりの状態に応じて、鼻翼軟骨の一部を切除したり、調整して加工します。次に、鼻先が細く尖るように左右の鼻翼軟骨を中央に縫い寄せて整えます。
3. 縫合
鼻の中や、鼻柱の切開箇所を縫合します。5日~1週間後に抜糸を行います。
手術後はテープやギプスで3〜5日間は固定します。
施術の特徴まとめ
- だんご鼻を改善する
- 鼻先を小さくして尖らせることができる・鼻の穴の形が変わり、小さく見える効果もある
施術の詳細
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施術時間
30分~60分(手術の内容による)
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施術回数
1回
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施術間隔
基本的に1回で終了
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価格
300,000〜800,000円
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麻酔
必要
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ダウンタイムや副作用
施術後、腫れや内出血が出る場合がありますが、1〜2週間ほどで引いていきます。
縫合した箇所は赤い傷ができますが、2〜3か月で赤みや腫れが落ち着きはじめ、時間の経過とともに目立たなくなります。〇想定される副作用・リスク
赤み腫れ熱感傷口の炎症感染色素沈着内出血血腫傷跡左右差鼻中隔に穴が空くピンチノーズ変形後戻りなど -
留意点
・シャワー、洗顔、ポイントメイクは当日より可能ですが、傷を濡らさないように注意してください。
・抜糸するまでは、激しい運動、サウナ、飲酒はお控えください。
・2〜3か月間は、うつぶせ寝など鼻に荷重がかからないようにしてください。
・お顔への強いマッサージ、激しい運動は1か月程度控えてください。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。
- 妊娠中あるいは授乳中の方
- 重篤な疾患や感染症がある方
- アトピーや皮膚病など皮膚疾患をお持ちの方
施術の流れ
- カウンセリング
- 医師によるカウンセリングで、気になる部位や症状を相談し、治療方法を決めていきます。
当該治療が適応かどうか、ダウンタイム等についてもしっかり聞くことが大切です。 - 手術
- 注射で局所麻酔を行い、麻酔が効いたところで施術を行います。笑気ガス麻酔や静脈麻酔を併用するクリニックもあります。
- アフターケア
- テープやギブスで3〜5日間ほど固定します。抜糸は手術の5日〜1週間後に行います。溶ける糸の場合、抜糸はありません。
なおクリニックによってアフターケアの内容は多少異なります。
よくあるQA
- 手術の傷跡は残りませんか?
- クローズ法は鼻の穴の中を切開するので、外側から傷はわかりません。オープン法は皮膚表面を切開しますが、正面からは見えにくい鼻の下(鼻柱)で、傷跡も1本の細い線です。これも徐々に薄くなり目立たなくなります。
- 鼻尖縮小だけでだんご鼻を治せますか?
- だんご鼻にはさまざまな原因あります。鼻先の皮膚が厚い方や鼻翼軟骨が小さい方などは、効果があまり感じられない場合もあるため、事前に適切な治療法を医師と相談することをおすすめします。
- 鼻筋も通したいので、一緒にプロテーゼ挿入も受けられますか?
- 鼻尖縮小とプロテーゼ挿入は同時に受けられます。鼻筋から鼻先まで整えることが可能です。ダウンタイムやアフターケアの期間は少し長引く場合があります。