わし鼻修正(ハンプ切除)とは
わし鼻修正は、鼻筋の骨が前に突き出ている部分(ハンプ)を削って高さやラインを整える手術です。メイクではカバーできない横顔のラインが整います。また、鼻筋の出っ張りを修正することで、顔の印象がやさしくなる効果も期待できます。傷跡は鼻の穴の中なので、手術を受けたことは気づかれにくい方法です。
目次
こんなお悩みに
- わし鼻が気になる
- 鼻筋の段差を無くしたい・横顔をきれいにしたい
- やさしい印象の顔になりたい
施術の特徴について
顔を横から見たときに、鷲(わし)のクチバシのように鼻筋に出っ張りがある鼻を「わし鼻」と呼びます。「ハンプ」とは盛り上がった骨の部分のことで、鼻の内側から削ってまっすぐな鼻筋に整えるのが、わし鼻修正(ハンプ切除)です。
軽度であれば、プロテーゼ挿入やヒアルロン酸注入で改善する場合もあります。
わし鼻の原因
わし鼻は、鼻骨と外側鼻軟骨が盛り上がっていることが原因で、鼻の中央が隆起している、鼻筋が段になっている状態です。
施術方法
手術は鼻の穴の中から行います。左右両方の鼻の穴(クリニックによっては片方だけ)内側を切開して、鼻の外側は切開しない方法です。
1. 骨を削る
鼻の中の切開部分から医療用の小さなノミを入れて、出っ張っているハンプを削って整えます。
ハンプが大きく発達している場合は、出っ張っている骨の部分を切除します。その軟骨を加工して再移植することで鼻筋を形良く整えることが可能です。
2. 固定する
鼻の中の切開部分を縫合し、顔の上からテープやギプスで固定します。テープやギプスは3日~1週間ほどつけます。
施術の特徴まとめ
- 鼻筋の中央部分の出っ張っている骨を削り、鼻の高さやラインを調整する手術
- 鼻筋をまっすぐなラインに整える
- 鼻の穴から削るので顔に傷が残らない
- 横顔のバランスが整う
施術の詳細
-
施術時間
20~150分(手術の内容による)
-
施術回数
1回
-
施術間隔
基本的に1回で終了
-
価格
200,000〜700,000円
-
麻酔
必要
-
ダウンタイムや副作用
保護固定のテープやギブスをはずした後、1~2週間ほどで腫れや内出血も落ち着いてきます。
〇想定される副作用・リスク
赤み腫れ熱感傷口の炎症感染色素沈着内出血血腫傷跡左右差異物感鼻閉感など -
留意点
・3日〜1週間、顔にテープ固定またはギプス固定を行います。
・ギプス除去・抜糸するまでは、激しい運動、サウナ、飲酒はお控えください。
・シャワー、洗顔は翌日より可能ですが、傷を濡らさないように注意してください。
・メイクは患部を避けて翌日から可能です。
・うつぶせ寝など、患部を強く押さえるのは1か月程度控えてください。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。
- 妊娠中あるいは授乳中の方
- 重篤な疾患や感染症がある方
施術の流れ
- カウンセリング
- 医師によるカウンセリングで、気になる部位や症状を相談し、治療方法を決めていきます。
当該治療が適応かどうか、ダウンタイム等についてもしっかり聞くことが大切です。 - 手術
- 施術箇所に注射で局所麻酔を行い、麻酔が効いたところで手術を行います。笑気ガス麻酔や静脈麻酔を併用する場合が多くあります。
- アフターケア
- 傷口を保護、テープやギプスで3日~1週間ほど固定します。抜糸が必要な場合は、手術の5~7日後に行います。
なおクリニックによってアフターケアの内容は多少異なります。
よくあるQA
- ハンプを削ると鼻が低くなりませんか?
- 削ったところは低くなりますが、まっすぐに整った鼻筋に形成するので印象的に低くなったと感じることはありません。わし鼻が軽度で鼻を高くしたい場合は、プロテーゼ挿入やヒアルロン酸注入がおすすめです。
- 手術後、いつからメガネをかけていいですか?
- 術後1週間程度でメガネをかけることができます。1か月程度は長時間のメガネの使用を避けてください。