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二重切開とは

二重切開とは

二重切開法とは、上まぶたの皮膚を切開し、人工的に二重まぶたをつくる手術です。同時にまぶたのたるみや、脂肪の量を調整することもできます。
二重埋没法と比べて術後に腫れや内出血などのダウンタイムが長く続きますが、固定力が強く、個人差はありますが二重のラインの持続性があるのが特徴です。
また、まぶたが厚く腫れぼったい、まぶたの脂肪が多いという方におすすめです。

目次

こんなお悩みに

  • 一重まぶたを二重まぶたにしたい
  • 埋没法で治療が難しいと診断された
  • まぶたの厚みやたるみが気になる
  • 二重まぶたを長期間キープしたい
  • 幅広の並行二重ラインになりたい

施術の特徴について

二重まぶたの場合、挙筋腱膜(きょきんけんまく)は上まぶたの皮膚にくっついています。そのため、目を開けると接合部分の皮膚が引き上げられて、二重まぶたのラインができます。二重切開法は、この二重ラインができるしくみを、手術によって再現する治療です。埋没法の糸が取れやすい方、まぶたの厚みや脂肪が多いため二重まぶたをつくることが難しかった方に向いています。

手術の方法は、二重ラインを作りたい箇所の皮膚をメスで切開し、挙筋腱膜やその先の瞼板(けんばん)と皮下組織をナイロンの糸で結んで癒着させます。個人差はありますが5〜7日後にナイロン糸を抜糸すると、縫合したところが1本の線のような跡になり、二重のラインがつくられます。

二重埋没法と比べて、並行型や末広型、奥二重など色々なデザインが可能です。また切開することにより、まぶたの皮膚や内部の脂肪、筋肉などの組織を処理できるため、たるみや腫れぼったさをなくしたり、目の開きをよくする治療などを同時に行うことができます。

二重切開法には目頭から目尻まで切開する全切開法と、一部を切開する小切開法(部分切開法・マイクロ切開法)があります。小切開法は、全切開法と比べて傷や腫れも少なく、脂肪も一部取り除くことができますが、二重の形や幅を大きく変えることは困難です。どちらの手術が向いているのかは、カウンセリング時に医師に相談することをおすすめします。

施術方法

1 各部位と切開部

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眼瞼挙筋(がんけんきょきん)…まぶたを引き上げる筋肉
挙筋腱膜(きょきんけんまく)…まぶたを引き上げる筋肉についている硬い膜
瞼板(けんばん)…まぶたの先端についている板状の軟骨のような組織

2 皮膚を切開して内部組織を処理
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上まぶたの二重ラインを作りたい箇所を切開し、切開部から瞼板や挙筋腱膜と皮下組織を縫合して固定します。

3 縫合
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切開した皮膚をナイロン糸で縫い合わせます。5〜7日後に抜糸します。

埋没法との比較
二重切開法 二重埋没法
施術方法 まぶたの皮膚を切開して内部処理を行い、皮膚を縫い合わせて二重ラインをつくる まぶたに糸を通して埋めることで皮膚を折り込み、二重ラインをつくる
施術時間 30~120分(手術の内容による) 5~30分
アイメイクができるまでの期間 抜糸(術後5〜7日)の1〜2日後 術後2〜3日
メリット ・埋没法に比べて持続性がある
・二重のデザインの制約が少ない
・まぶたの脱脂、まぶたのたるみの除去、まぶたの開きを良くする目的の治療も同時にできる
※個人差があります。
・メスを使わずに二重ラインをつくれる
・ダウンタイムが短い(大きな腫れや赤みは数日〜1週間程度)
・元に戻すことができる
デメリット ・傷跡が残る場合がある
・ダウンタイムが長い(大きな腫れや内出血は2週間程度)
・基本的に元に戻せない
・術後は二重のデザインの変更や修正が難しい
・糸が取れるリスクがある
・まぶたが厚い、たるみがある方は不向き

施術の特徴まとめ

  • 二重のデザインの制約が少ない
  • 二重ラインの持続性がある
  • 埋没法と比べて施術後の赤み・腫れなどのダウンタイムが長い
  • まぶたの脱脂やたるみの除去などの手術を同時に行うことができる

施術の詳細

  • 施術時間30~120分
    (手術の内容による)
  • 施術回数1回
  • 施術間隔基本的に1回で終了
  • 価格両目 90,000〜720,000円
  • 麻酔

    必要

  • ダウンタイムや副作用(施術後の状態)

    大きな腫れや内出血は、2週間程度で落ち着きます。内出血は1〜2週間程度で次第に落ち着きますが、まぶたは腫れやすい部位のため、腫れが消失するまでに通常1~3か月ほどかかります。

    〇想定される副作用・リスク

    赤み腫れ炎症むくみ痛み内出血血腫感染症傷跡ケロイド色素沈着左右差など
    ※ダウンタイムとは、施術を受けて発生した肌の赤みやかさぶたなどが治まる期間のことをさします。
  • 留意点

    ・アイメイクは抜糸した1〜2日後から可能です。最初は傷口に負担の少ない軽いメイクから始めてください。
    ・コンタクトレンズは抜糸後から使用が可能です。装着時に違和感がある場合は、腫れが落ち着くまで使用を控えてください。
    ・洗顔やシャワー、洗髪は手術翌日から可能です。患部をこすったり濡らしたりしないようにご注意ください。
    ・サウナや激しい運動、ホットヨガ、飲酒は、1週間程度控えてください。
    ・お顔への強いマッサージは1か月程度控えてください。
    ・まつ毛へのエクステ、まつ毛パーマなどは1か月程度控えてください。

※その人の状態・機材によって回数・価格などが変わります。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。詳細はクリニックにご確認ください。

  • 妊娠中あるいは授乳中の方
  • まぶたに傷や炎症、湿疹のある方

施術の流れ

カウンセリング
医師によるカウンセリングで、気になる部位や症状を相談し、治療方法を決めていきます。
当該治療が適応かどうか、ダウンタイム等についてもしっかり聞くことが大切です。
手術
まぶたに注射で局所麻酔を行い、麻酔が効いたところで手術を行います。笑気ガス麻酔や静脈麻酔を併用する美容クリニックもあります。
抜糸
手術の5〜7日後に抜糸を行います。腫れや内出血がひいて自然な二重が完成するまで個人差はありますが約3か月程度時間がかかります。

よくあるQA

痛みが不安です。どのくらい痛いですか?
手術前に打つ麻酔注射でチクッとした痛みを感じることはあります。手術中は麻酔が効いているため、痛みの心配はありません。術後に痛み止めを処方するクリニックもあります。
いつから外出できますか?
個人差はありますが、抜糸後であればアイメイクもできるため、外出しやすくなります。 早く外出したい場合は、手術後3日目あたりからサングラスなどで腫れをカバーすると外出しやすいと思います。
元に戻すことはできますか?
二重切開法は、元の一重や二重幅に戻す事は困難です。またラインを変更する修正手術も非常に難しく、手術前に医師とよく相談してデザインを決めることをおすすめします。