HOT PEPPER Beauty

植毛とは

植毛とは

植毛とは、薄毛や毛が無い部位に自分の頭皮から採取した毛根を植え付ける施術です。移植した毛根の組織が生着すれば、もともとそこに生えていた髪のように伸びていき、自然な仕上がりが望めます。
内服薬や注射などの治療で効果が無かった、根本的に増毛したいという方におすすめの方法です。

目次

こんなお悩みに

  • 部分的に薄毛が進行している
  • AGA治療薬では効果がなかった
  • 薄毛治療で何度も通院したくない
  • カツラは使いたくない
  • 抜け毛が増えてきた

施術の特徴について

自分の毛根を移植する施術は「自毛植毛」と呼ばれます。移植した毛根が生着すると、頭髪が生え変わり続けるため、基本的に1回の施術で終了し、メンテナンスも必要ありません。

薄毛の原因

髪の毛が薄くなるのは、男女ともにホルモンバランスが崩れるのが主な原因です。ホルモンバランスの崩れはストレス、過度なダイエット、偏食、睡眠不足などの生活習慣も原因ですが、女性の場合は加齢や更年期、男性の場合は遺伝が大きく影響しています。

施術の種類

FUE法

FUEとは、Follicular(毛包)Unit(株)Excision(切除)の略で、毛包単位の採取のことです。メスを使用しない施術方法で、パンチブレードという専用器具で髪の毛を毛根ごと採取し、移植します。傷が小さく痛みも少ない方法です。移植毛を採取する後頭部を部分的に剃毛(短くそる)する必要があります。

FUT法(ストリップ法)

メスを用いて頭皮ごと髪の毛を採取する方法です。頭皮を帯状に採取した後、皮膚を毛根ごとに分け、移植したい部位に空けた穴に植えます。毛根を傷つけにくく定着率が高い反面、傷口の治癒に時間がかかる方法です。採取は手作業で行うクリニックと、ロボットで自動的に採取するクリニックがあります。

CHOI法(ニードル法)

植毛針(しょくもうしん)と呼ばれる細い針で、採取と植え込みを同時に行います。手作業で1本1本植え込むため、自然な仕上がりが望めますが、広い範囲の植毛は難しく、手間がかかるため時間と費用がかかります。

施術の特徴まとめ

  • 自毛植毛で、薄毛を改善する治療
  • 自分の毛根なので仕上がりが自然
  • 毛根を植え付けるので、抜けてからも繰り返し発毛が望める
  • 施術方法は頭髪の状態や希望に合わせて選べる

施術の詳細

  • 施術時間

    3時間〜10時間(手術の内容による)

  • 施術回数

    1回

  • 施術間隔

    基本的に1回で終了

  • 価格

    360,000円〜3,300,000円

  • 麻酔

    必要

  • ダウンタイムや副作用

    施術後、2〜3日は出血することもあります。腫れや内出血も出る場合がありますが、1〜4週間ほどで引いていきます。

    〇想定される副作用・リスク

    腫れ傷口炎症感染色素沈着内出血傷跡痒み抜け毛など
    ※ダウンタイムとは、施術を受けて発生した肌の赤みやかさぶたなどが治まる期間のことをさします。
  • 留意点

    ・手術翌日から3日間はお湯のみで洗髪してください。
    ・1週間はカツラの使用はお控えください。
    ・入浴は翌日より可能ですが、長時間の入浴は避けてください。
    ・抜糸するまでは、激しい運動、サウナ、飲酒はお控えください。

※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。

  • 妊娠中あるいは授乳中の方

施術の流れ

カウンセリング
医師によるカウンセリングで、治療方法を決めていきます。当該治療が適応かどうか、ダウンタイム等についてもしっかり聞くことが大切です。
手術
注射で局所麻酔を行い、麻酔が効いたところで手術を行います。笑気ガス麻酔や静脈麻酔を併用するクリニックもあります。
アフターケア
2日間は頭に包帯を巻いて安静に過ごします。FUT法の抜糸は1週間後になります。FUE法、CHOI法の抜糸はありません。クリニックによってアフターケアの内容は多少異なります。

よくあるQA

手術の時は髪の毛を切るのですか?
採取部位は、髪を2〜3mmに刈り上げて行います。主に後頭部から採取するため、ヘアスタイルによっては刈り上げた場所を周囲の髪で隠すことも可能です。刈り上げないまま採取を行うクリニックもあります。
手術に最適な季節はありますか?
季節に関係なく施術ができます。汗をかきやすい夏場でも問題はありません。ただし、紫外線対策は必要です。
植毛後も内服治療が推奨されるのはなぜですか?
植毛をしていない部位は、薄毛や脱毛が起こる可能性があります。自毛植毛では基本的に内服薬は必要ありませんが、効果を高めるために、また周りの毛を維持させるためにも、内服薬の併用を進める場合が多いです。