メソセラピー
頭皮環境を整える成分を配合した薬剤を頭皮に注入する治療です。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ痛みしこり内出血など最近は、男性に限らず女性も薄毛や抜け毛に悩んでいるケースが増えてきています。また薄毛に限らず、「髪のコシ・ツヤがなくなってきた」「髪が細くなってきた」といった髪質の変化を感じている人も多いようです。女性の薄毛にはホルモンやストレスなどが関係しており、治療には内服薬の他、注入術やサプリメントの併用などがあります。
目次
女性の薄毛は、以前よりも悩んでいる人が増えてきているといわれています。男性のように額や頭頂部から薄くなるのではなく、全体的に髪の毛が細くなりボリュームが減ったリ、分け目の部分から次第に薄くなることが多いです。更年期前後に抜け毛が増える他、出産後に抜け毛が増えるなど女性特有のライフイベントが関係していることもあります。女性で多い薄毛のパターンは以下です。
分け目から次第に全体が薄くなっていく脱毛症です。女性の薄毛で最も多い症状です。髪のボリュームが減る他、髪の毛のコシ・ハリが弱くなったり髪の成長が遅くなることもあります。
髪をいつも同じ分け目にしていたり、ポニーテールのように髪を強めに引っ張って結わうヘアスタイルや、同じ個所でヘアピンを常用していたりすると、次第に引っ張られていた部分を中心に薄毛になっていくことがあります。
髪の毛が抜けるだけではなく、頭皮に痒みがあったり、べたつき、赤み、フケといった症状もある場合は、脂漏性脱毛症の可能性があります。
髪の毛はずっと同じ毛が生え続けているわけではなく、4年~6年程度の周期で一旦抜け落ち、改めて同じ毛穴から新しい毛が生えてくる現象を繰り返しています。これを毛周期(ヘアサイクル)といい、通常は成長期→退行期→休止期を経て新しい髪の毛に生まれ変わります。このサイクルが何らかの原因で乱れることによって毛が薄くなります。
加齢に伴って身体の代謝機能が落ちてくると、血行が悪化して毛の成長に必要な栄養分の吸収力が落ちてくるため、毛が細くなったり柔らかくなり全体のボリュームが減ったように見えます。さらに体内で作られる栄養は、身体の中でも生命を維持するために優先順位の高い器官から分配されるため、髪の毛への栄養供給はどうしても後回しになってしまいます。そのため年齢とともに髪の毛が減ったり細くなってしまうのです。
FAGAは、女性男性型脱毛症(Female Androgenetic Alopecia)の略で、男性の薄毛(AGA)と同じくホルモンバランスの変化によって起こります。女性ホルモンのひとつにエストロゲンというものがあり、このホルモンが毛髪や髪のハリ・コシを維持する役割を担っている他、血管を拡張させたり細胞の成長を促進させるなど、頭皮環境を整えるための役割も果たしています。しかし、更年期になって女性ホルモンが急激に減り始めると、ホルモンバランスに変化が生じて相対的に男性ホルモンの割合が増えてきます。これによって男性の薄毛の原因でもあるテストステロンや酵素が活性化して、毛の成長を抑制します。
FAGAと同じ原理ですが、産後に一時的に抜け毛が増加する症状です。胎児を成長させるために増加していた女性ホルモンが出産によって急激に減少すると、それまで成長期を維持し続けてきた毛周期に変化が生じ、一気に退行期・休止期に移行するため、一時的に抜け毛が増えるというものです。
女性の薄毛治療は、内服薬を中心に注入治療やサプリメントなどがあります。女性の薄毛の原因が複雑なこともあり、美容クリニックによって取り扱っている薬剤は様々です。
発毛や育毛を促進する作用のある成分を頭皮に注入する治療です。
メソセラピー
頭皮環境を整える成分を配合した薬剤を頭皮に注入する治療です。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ痛みしこり内出血など発毛や育毛を促進する作用のある成分が入った内服薬・外用薬による治療です。
内服薬・外用薬
美容クリニックのみで取り扱う育毛・発毛の内服薬・外用薬を使用します。
想定される副作用・リスク
かゆみ発疹むくみなど薄毛が気になる部分にアートメイクを行うことで色味をカバーする治療もあります。
アートメイク
額や頭頂部など毛量が薄い部分に色を入れる治療です。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ痛みしこり内出血など