HOT PEPPER Beauty

鼻翼基部プロテーゼ(貴族手術)とは

鼻翼基部プロテーゼ(貴族手術)とは

鼻翼基部(びよくきぶ)とは小鼻の付け根部分のことで、この部分の凹みを人工軟骨であるプロテーゼで整えます。もともと韓国で考案された方法で、立体的で気品ある顔立ちが期待できることから「貴族手術」と呼ばれています。口の中から行う手術なので、皮膚表面に傷はできません。

目次

こんなお悩みに

  • 小鼻の周りが凹んで見える
  • 小鼻からのほうれい線が目立つ
  • 口元が突き出て見える
  • 顔が平面的に見える

施術の特徴について

鼻翼基部プロテーゼ(貴族手術)では、プロテーゼの挿入によって小鼻の付け根の凹みを押し上げて、深いほうれい線や突き出て見える口元を目立ちにくくする効果があります。
プロテーゼは心臓の人工弁や人工関節にも使用されている医療用シリコンです。

鼻翼基部プロテーゼ

施術方法

1. プロテーゼのデザイン・作製

顔のバランスや凹みに合わせて、プロテーゼを作製します。

プロテーゼの作製

2. 切開

口の中の粘膜を左右1cm程度切開して、そこからプロテーゼを挿入します。

口の中を切開

3. 縫合

口の中の切開部位を縫合します。1〜2週間後に抜糸を行います。溶ける糸で縫合する場合、抜糸はありません。
※クリニックによっては鼻の穴の中から挿入します。抜糸が必要な場合は、5~7日後に行います。

施術の特徴まとめ

  • 小鼻の両側にプロテーゼを埋め込む方法
  • プロテーゼが凹みを押し上げて、ほうれい線や突き出た口元を改善
  • 口の中からの手術で顔に傷ができない
  • 若々しい印象や立体的な顔立ちになることが期待できる

施術の詳細

  • 施術時間

    30分~60分(手術の内容による)

  • 施術回数

    1回

  • 施術間隔

    基本的に1回で終了

  • 価格

    330,000〜500,000円

  • 麻酔

    必要

  • ダウンタイムや副作用

    大きな腫れや内出血は1〜2週間程度で次第に落ち着きます。
    クリニックによっては術後にテープで圧迫固定する場合もあります。

    〇想定される副作用・リスク

    赤み腫れ熱感傷口の炎症感染色素沈着内出血血腫傷跡左右差変形感覚麻痺など
    ※ダウンタイムとは、施術を受けて発生した肌の赤みやかさぶたなどが治まる期間のことをさします。
  • 留意点

    ・シャワー、洗顔、ポイントメイクは当日より可能ですが、傷を濡らさないように注意してください。
    ・抜糸するまでは、激しい運動、サウナ、飲酒はお控えください。
    ・プロテーゼが定着するまでの2〜3か月間は、うつぶせ寝など鼻や上あごに荷重がかからないようにしてください。
    ・お顔への強いマッサージ、激しい運動は1か月程度控えてください。

※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。

  • 妊娠中あるいは授乳中の方
  • 重篤な疾患や感染症がある方
  • アトピーや皮膚病など皮膚疾患をお持ちの方

施術の流れ

カウンセリング
医師によるカウンセリングで、気になる部位や症状を相談し、治療方法を決めていきます。
当該治療が適応かどうか、ダウンタイム等についてもしっかり聞くことが大切です。
手術
注射で局所麻酔を行い、麻酔が効いたところで施術を行います。笑気ガス麻酔や静脈麻酔を併用する美容クリニックもあります。
アフターケア
テープやギブスで2日~1週間ほど固定する場合があります。抜糸は手術の1〜2週間後に行います。溶ける糸の場合、抜糸はありません。
なお美容クリニックによってアフターケアの内容は多少異なります。

よくあるQA

プロテーゼがズレることはありませんか?
プロテーゼは上顎骨の骨膜下に挿入し、時間とともに定着するのでずれることはほとんどありません。心配な方は、術後しっかり固定することをおすすめします。ただし、プロテーゼの形や位置があっていない、強い衝撃を受けるなどの場合は、プロテーゼの位置がずれることがあります。
プロテーゼの違和感や異物感はありませんか?
口元は絶えず筋肉が動く箇所なので、最初は違和感や異物感を感じることがあります。時間とともに周囲組織になじみ、徐々に違和感は軽減されます。
プロテーゼを入れていることが周囲に分かりませんか?
顔や皮膚表面には傷ができないので、まわりに気づかれにくい方法です。またプロテーゼは人工軟骨と呼ばれ、人間の軟骨とほぼ同じ感触なので触っても自然です。ただし、レントゲンやCT、MRIなどには写ります。
将来的にプロテーゼを入れ替える必要はありますか?
通常は入れ替えの必要はありません。プロテーゼは心臓の人工弁などにも使用されているシリコンで劣化などの心配もありません。また、溶けることがない医療素材で後戻りはありません。