骨切り
前方に突出した上あごや下あごの骨を切除したり移動して整える方法です。術式は症状によって異なりますが、1回の施術でほぼ永久的に維持できます。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ熱感傷口の炎症感染色素沈着内出血血腫傷跡肥厚性瘢痕しびれ感覚麻痺など口元の突出(口ゴボ)はメイクやヘアスタイルではカバーが難しい悩みです。「コンプレックスでマスクを取りたくない」「話すときや笑うときにいつも手で口元を隠してしまう」という方も少なくありません。クリニックでは口元をバランスよく整える治療や手術があります。
目次
口元の突出(口ゴボ)とは、横から見ると口元が盛り上がって前に出っ張っている状態をいいます。顔を正面から見た時には分からない場合もありますが、横から見たときに上あごから口元がゴボッと出ていることから俗に「口ゴボ」とも呼ばれます。
美しい顔の定義の一つに鼻とあごを結ぶ「Eライン」がありますが、口元の突出がある場合はこのEラインから唇がはみ出しているため、鼻とあごをつなげることができません。
遺伝によるもので、下あごが小さい・上あごが大きい・歯並びが悪いなどが原因です。
・上顎前突(じょうがくぜんとつ): 上の前歯や上あごが前方に出ている状態です。唇が閉じにくくなり口呼吸になります。
・上下顎前突(じょうげがくぜんとつ):上あご・下あごの両方の骨格が前に出ている状態です。歯並びや噛み合わせには問題がない場合が多いです。
あごの発達は7歳から12歳頃までに完了します(個人差があります)。この発達過程に以下のような習慣がある場合、あごや口元まわりの発達に影響して口ゴボの原因になることがあります。
口元の突出(口ゴボ)の場合、歯の矯正治療と外科手術で改善する方法があります。突出が軽度の場合は、ヒアルロン酸注入を行う方法もあります。
それぞれに色々な術式があるので、よく相談することをお勧めします。
骨格の手術で口元を整えます。顔の骨を切除・移動することで口元やフェイスラインを変えることが可能です。
骨切り
前方に突出した上あごや下あごの骨を切除したり移動して整える方法です。術式は症状によって異なりますが、1回の施術でほぼ永久的に維持できます。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ熱感傷口の炎症感染色素沈着内出血血腫傷跡肥厚性瘢痕しびれ感覚麻痺などプロテーゼ
シリコン製のプロテーゼを挿入して、あごの形や大きさを整える方法です。プロテーゼを挿入するため半永久的な効果が望めます。
想定される副作用・リスク
熱感蕁麻疹腫れ炎症むくみ痛み内出血血腫感染症傷跡発熱頭痛違和感など出ている前歯の歯並びを整えることにより、口元の突出(口ゴボ)の改善を目指します。ワイヤーやマウスピースを使った矯正治療の他に、歯並び・歯の形・色を同時に変えることが可能なセラミック治療などがあります。
ワイヤー矯正
専用のワイヤーを設置して歯並びや噛み合わせが気になる部位を矯正する治療です。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ痛み内出血などマウスピース矯正
食事の際などに取り外し可能なマウスピースを装着して歯並びを矯正する治療です。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ痛み内出血などセラミッククラウン(被せ物)
歯並びや噛み合わせで気になる歯を削り、その上から専用の被せ物をして歯並びを整える治療です。歯並びと同時に歯の色・形も整えることができます。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ痛み内出血など鼻先やあごにヒアルロン酸を注入して形を整えることにより、口元の突出をカバーして理想的な横顔のEラインを目指します。
鼻ヒアルロン酸
鼻先や鼻筋にヒアルロン酸を注入して高さを出す治療です。注入する場所を間違うと血管を詰まらせることもあるため注意が必要です。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ痛み感染内出血塞栓症などあごヒアルロン酸
あごにヒアルロン酸を注入して、短いあごや後退しているあごの形・大きさを整える方法です。
想定される副作用・リスク
腫れ痛み感染しこり内出血など