血管内レーザー治療
血管内にレーザーファイバーのカテーテルを挿入し、中からレーザーの熱で収縮させる治療です。3mm以上の太い血管に適した治療法で、施術が無理な場合もあります。
想定される副作用・リスク
腫れ痛み感染しこりアレルギー反応内出血感覚の麻痺など「どんなに若々しくても、手と首を見れば年齢がわかる」と言われ、特に手のしわや浮き上がった血管は日常生活で隠すことが難しく、実年齢を気づかれたり、老けて見えたりしてしまいます。美容クリニックでは、手を若くきれいに見せるための治療が受けられます。
目次
若い頃の手の肌には弾力があり、ハリやツヤがあります。これは「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」などの成分が肌にたくさん含まれているからです。
しかし、年齢を重ねることでこれらの成分が減少していくと、弾力も水分量も減少していき、細胞の内部がスカスカになって、肌にしわが現れます。最初は小さくて細かなしわ(小じわ)ですが、年齢とともに深くなり、甲全体や指にも目立ってきます。
手のシワは、加齢のほかに以下のような原因があります
とくに手は皮脂腺が少なく皮膚表面を保護する機能が低いため、もともと乾燥しやすい部位でありながら、家事での水仕事、アルコール消毒などでより乾燥を悪化させます。
手の甲の血管が浮き上がって目立つ状態をハンドベインと呼びます(「ハンド(手)」「ベイン(静脈)」を組み合わせた造語)。痛みや機能障害は無く病気ではありませんが、加齢とともに徐々に進行していきます。日常的に目に触れる部分で、人目も気になるものです。
ハンドベインになりやすい5つの原因を紹介します。
静脈はもともと血管の壁が薄く皮膚表面から見えやすいのですが、加齢とともに血管の弾力が落ち、血管が太く広がってしまい、結果として血管がくっきり浮き出てきます。
年齢とともに皮膚のコラーゲンが減少していきます(紫外線による影響もあります)。その結果、皮膚が薄くなり、血管や腱が浮いて見えやすくなってしまいます。
皮膚と静脈の間には皮下脂肪があります。したがって皮下脂肪が少なく痩せている人の場合は、手の甲の血管が透けて見えやすくなります。
日頃から手や腕を頻繁に動かす仕事や運動をしている場合もハンドベインを引き起こす原因になります。日常生活で必要な量よりも多くの血液が巡るため、静脈が拡張しやすい状態です。
生まれつきの体質によって血管が拡張しやすい、いまは分からないが将来的に血管が浮き出てくるという人もいます。
手の血管(ハンドベイン)の治療は浮き出た血管を目立たなくし、手の印象をふっくらとさせる方法です。欧米では広く普及しています。血管の状態や希望に合わせて色々な方法があります。
血管の中にカテーテルや薬剤を直接注入して中から改善する方法です。
血管内レーザー治療
血管内にレーザーファイバーのカテーテルを挿入し、中からレーザーの熱で収縮させる治療です。3mm以上の太い血管に適した治療法で、施術が無理な場合もあります。
想定される副作用・リスク
腫れ痛み感染しこりアレルギー反応内出血感覚の麻痺など硬化療法
血管の中に薬剤を注入して一時的に炎症を起こさせ、血管を詰まらせて閉塞させ、3ヶ月ほどで体内に吸収させる治療です。細い血管(直径3mm未満)に適した治療法です。
想定される副作用・リスク
腫れ色素沈着神経圧迫症状薬品アレルギーなど皮膚表面からレーザーを照射する方法です。
体外照射レーザー
レーザーを手の甲に照射し、皮膚を介して血管壁に到達させ作用させます。細い血管には有効ですが、太い血管には不向きな方法です。
想定される副作用・リスク
腫れ痛み感染しこりアレルギー反応内出血など手や指の皮膚表面から注射をして、肌にハリやふっくら感を与えて血管を目立たなくします。
フィラー注入療法
皮下脂肪が減少した部分にヒアルロン酸などのフィラー(注入剤)を注入して、肌をふっくらとさせて血管を目立ちにくくします。手の甲の皮下脂肪に注入するので、シワ改善にも効果的です。
想定される副作用・リスク
腫れ痛み感染しこりアレルギー反応内出血などPRP皮膚再生治療
手の甲から指全体に成長因子を注入して、皮膚を中から修復・再生させる方法です。成長因子は自分の血液から抽出します。シワ改善にも効果的です。
想定される副作用・リスク
腫れ痛み感染しこりアレルギー反応内出血など手の脂肪注入
本人のお腹や太ももなどから採取した脂肪を手の甲や指に注入して、ふっくらとした印象の手に修復させる方法です。シワ改善にも効果的です。
想定される副作用・リスク
腫れ痛み感染しこりアレルギー反応内出血など