ほくろ・イボのレーザー治療
炭酸ガス(CO2)レーザーなどによってほくろやイボを除去する治療です。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ乾燥かさぶた内出血色素沈着など顔や身体はもちろん、手のひらや足の裏など、身体のいろいろな部位にできるほくろやイボ。形やサイズが様々ですが、中にはウイルス性のものや悪性化する可能性があるものもあります。最近形が変わってきた、膨らみが出てきた、数が増えたなど気になる症状がある際には早めに医師の診察を受けることをおすすめします。また気になる症状がなくても、顔や首など目立つ部分にほくろ・イボがあって気になるという際にも施術を行うことができます。
目次
ほくろは良性腫瘍(りょうせいしゅよう)の一種です。先天性(生まれつき)のものが多く、盛り上がったものや平らなもの、色素のある部分から毛が生えているものなど、ほくろの中には特徴的なものもいくつかあります。
ほくろは、メラニン色素を生成するメラノサイトが、皮膚表面付近の一か所に、集中的にでたくさん集まることでできる腫瘍(しゅよう)です。ほとんどの場合が良性ですが、中には悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ/別名:メラノーマ)という悪性のものもあります。悪性の場合は足の裏や手のひらにできることが多く、良性か悪性かの最終的な判断は、美容クリニックでダーモスコープという器具を使い母斑検査をすることで分かります。
皮膚の一部が盛り上がったできものを総じてイボといいますが、イボには「ウイルス性」と「老人性」のものがあり、それぞれいくつかの種類があります。
手足にできることが多く、硬く突起した形状をしています。一般的なイボの大半を占めるもので、ヒトパピローマウイルスというイボウイルスが原因です。
10代、20代に多く、顔や腕などに平べったいものができます。尋常性疣贅同様に、ヒトパピローマウイルスが原因です。
外陰部や肛門周辺にできるイボで、先端がとがっているのが特徴です。コンジローマもヒトパピローマウイルスが原因です。
子供に多く生じるウイルス性のイボで、全身に柔らかい突起ができます。プールなどで感染することが多いです。
黒褐色で硬く、顔・首や手など日光を浴びやすい部位にできます。ウイルス性ではなく、加齢や紫外線の影響で生じます。
俗に首イボなどと呼ばれたりするもので、首やデコルテ(首から胸元)、わきの下、太ももの付け根などにできる、数ミリ程度の小さな薄褐色の柔らかい出っ張りです。
イボには「ウイルス性」と「老人性」の2つのパターンがあります。
表皮の傷口などから外部のウイルスが皮膚内に侵入することで感染し、角化細胞が活性化して必要以上に増えることによって表皮が押し上げられてイボになります。
加齢によってターンオーバー(肌の新陳代謝/細胞が生まれ変わり新しい肌ができること)が遅くなると、メラニンの排出がうまくいかなくなり、次第に肌に沈着してしみになります。さらに紫外線を長期間にわたって浴びる続けると、しみ部分のたんぱく質が変異して角質が厚くなり、しみが盛り上がって茶褐色の硬いイボになります。
ほくろやイボの除去治療にはレーザー治療の他に、メスを使った切除手術、さらに液体窒素による除去法などもあります。
レーザーを照射し、気になるほくろやイボを取り除く治療法です。
ほくろ・イボのレーザー治療
炭酸ガス(CO2)レーザーなどによってほくろやイボを除去する治療です。
想定される副作用・リスク
赤み腫れ乾燥かさぶた内出血色素沈着など