あざ・傷跡・タトゥーの除去レーザーとは
あざや傷跡、タトゥーの除去には、メスを使用しないレーザー治療があります。ピコレーザー、炭酸ガスレーザー、Qスイッチレーザーなど様々なレーザーがあるため、皮膚の状態や色味などにあわせたマシンを選ぶことがポイントです。医師に相談し施術マシンを決めていきます。
目次
こんなお悩みに
- あざを消したい
- 傷跡を消したい
- タトゥーを消したい
施術の特徴について
あざや傷跡、タトゥーを消す方法として、メスを使用しないレーザーによる除去があります。使用するレーザーには様々なものがあり、気になる部位の色味や大きさ、形状などによって最適なマシンを選ぶ必要があります。なおタトゥーの場合は、色味によっては完全に消えないケースや照射後に瘢痕ができることもあるため、事前に医師に相談するようにしてください。
ピコレーザーは1000分の1であるピコ秒（1兆分の1）という短時間でレーザーを照射することができる新しいレーザーです。ごく短時間で皮膚の奥までレーザーを照射することができ、メラニン色素やタトゥーなどの色素をレーザー光ではなく振動（光音響効果）によって細かく砕くことで色味を除去します。ピコレーザーは、あざ、傷跡、タトゥー（黒以外のカラーも含む）それぞれにおいて効果が期待できます。
ルビーレーザーやヤグレーザーなどのQスイッチモードのレーザーのことをいい、ナノ秒（1億分の1秒）であざやタトゥーを除去するレーザーです。Qスイッチレーザーは黒・青などの濃い色味のあざ・タトゥーの除去に適しています。
炭酸ガスレーザーは一般的なレーザーと異なり、黒い色（メラニン色素）ではなく水分に反応するタイプのレーザーです。盛り上がったあざ（血管腫など）や膨らみのある傷跡治療で使用されます。照射後は皮膚が陥没したような状態になりますが、傷を治そうとする皮膚の再生力によって目立たない状態になることが多いです。
施術の特徴まとめ
- ダウンタイムが短い
- 色味や形状にあわせたレーザーを選択できる
施術の詳細
- 施術時間15～60分（大きさによる）
- 施術回数1～20回（形状や大きさ・種類による）
- 施術間隔1～3か月に一度
- 価格1cm×1cm四方 1回 10,000円～20,000円
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麻酔
炭酸ガスレーザー・Qスイッチレーザーは必要
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ダウンタイムや副作用（施術後の状態）
照射後は、赤み、腫れが生じることがありますが、1週間程度で次第に落ち着きます。
照射後にかさぶたが生じることがあります。かさぶたは1～2週間ほどで次第に剥がれ落ちます。かさぶたは無理に剥がさず自然に取れるまで触らないようにしてください。※ダウンタイムとは、施術を受けて発生した肌の赤みやかさぶたなどが治まる期間のことをさします。〇想定される副作用・リスク
赤み腫れかゆみかさぶたむくみ内出血色素沈着火傷ケロイドなど -
留意点
炭酸ガスレーザーやQスイッチレーザーでは施術前に麻酔を行います。ピコレーザーも痛みが不安な際には麻酔を使用することが可能な美容クリニックもあります。
施術後は乾燥を避けて、保湿をしっかりと行うようにしてください。
施術はできるだけ紫外線に当たらないように日焼け対策を行うようにしてください。
照射後、一時的にしみのような色素沈着が起きることがありますが、次第に薄くなります。
※その人の状態・機材によって回数・価格などが変わります。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。詳細は美容クリニックにご確認ください。
- 妊娠中あるいは授乳中の方
- 重篤な疾患や感染症がある方
- アトピーや皮膚病などの皮膚疾患をお持ちの方
- アレルギー体質の方
- 強い日焼けがある方
施術の流れ
- カウンセリング
- 気になる部位について医師が診察し、症状に適した治療方法を決めます。診察によって当該治療が適応か判断し、適正な治療を行うことが大切です。
- 施術
- マシンによっては施術部位に麻酔を行います。その後、症状にあわせて出力調整を行った後にレーザーを照射します。
- アフターケア
- 照射によるほてり・熱感を抑えるためぬれタオルなどで冷却します。
よくあるQA
- 痛みが不安です。どのくらい痛いですか？
- 事前に麻酔を行うレーザーは、照射中の痛みがかなり軽減されます。ピコレーザーは痛みが少ないため麻酔を使用しないことが多いのですが、希望をすれば使用可能な美容クリニックもあります。照射中の痛みは輪ゴムで軽くはじかれる程度の痛みです。
- 何回程度受けるのが良いのでしょうか？
- あざ、傷跡、タトゥーの形状や色や大きさによって照射回数は大きく異なります。あざの場合は通常3～6回程度で色味が薄くなっていきますが、消しにくい色味のタトゥーの場合は20回程度かかることもあります。特に黄・緑などの色味のタトゥーは完全に消すことが難しく、照射後も多少の色味が残る可能性があります。
- 日焼けしているのですが照射可能ですか？
- ルビーレーザーはメラニン色素に反応するレーザーのため、日焼けをしている場合は照射できないことがあります。炭酸ガスレーザーは水分に反応するため日焼け肌でも大丈夫ですが、美容クリニックによって照射の条件は多少異なるため、気になる際には事前に医師に確認するようにしてください。
- 施術による副作用はありますか？
- 個人差はありますが、照射後にまれに色素沈着や火傷が生じることがあります。またタトゥー除去の場合は、照射部分の皮膚が傷のように盛り上がったり膨らむことがまれにあります。ダウンタイムや副作用は事前に医師に確認した上で施術を受けるようにしてください。
- ダウンタイムはありますか？
- 照射後、赤みや腫れが1週間ほど続くことがあります。また施術後にかさぶたができることがあります。かさぶたは、1～2週間程度で剥がれ落ちるため、それまでは無理に剥がさないようにしてください。