ほくろ・イボのレーザーとは
気になるほくろやイボの除去には、レーザーが有効です。ほくろやイボにピンポイントで照射するため、周辺の正常な皮膚へのダメージを抑えることができます。大きさによりますが、多くの場合は麻酔を使用します。ほくろやイボの形状によって使用するレーザーは変わりますが、炭酸ガスレーザーやルビーレーザーなどを使用します。
目次
こんなお悩みに
- ほくろを除去したい
- イボを除去したい
施術の特徴について
ほくろやイボを除去する方法として、レーザーがあります。形状などに合わせて炭酸ガスレーザーやルビーレーザーなどを使用します。なお、ほくろの中にはごくまれに悪性のものもあるため、美容クリニックによっては除去した組織の一部で悪性かどうか診断を行うことが可能なケースもあります。
盛り上がったほくろやイボの場合は炭酸ガスレーザーの照射が有効です。炭酸ガスレーザーは水分に反応するレーザーで、照射によってほくろやイボの中にある水分をレーザーによって水蒸気に変え、ほくろやイボを除去します。照射後は一時的に皮膚が陥没したような状態になりますが、多くの場合、傷を治そうとする皮膚の再生力によって目立たない状態になります。炭酸ガスレーザーの場合は、1回もしくは2回程度の照射でほくろやイボをほぼ除去することができます。
隆起していない平らなほくろを除去する際には、ルビーレーザーが有効です。ルビーレーザーはメラニン色素に反応するレーザーであるため、ほくろの黒色の部分を除去します。炭酸ガスレーザーと異なり、ルビーレーザーの場合は5~10回程度の照射が必要になります。麻酔は使用しないこともあります。
施術の特徴まとめ
- 気になるほくろやイボを除去できる
- 痛みが気になる際には麻酔が可能
施術の詳細
- 施術時間5~20分
- 施術回数1~10回(レーザーや症状により異なる)
- 施術間隔1か月に1回程度(2回目以降は医師の診察によって施術可)
- 価格直径1㎜ 1回 2,000~10,000円
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麻酔
炭酸ガスレーザーは必要
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ダウンタイムや副作用(施術後の状態)
炭酸ガスレーザー照射後は、1週間ほど赤み、腫れ、かさぶたが生じることがあります。かさぶたは1~2週間ほどで次第に剥がれ落ちます。かさぶたは無理に剥がさず、自然に取れるまで触らないようにしてください。
ルビーレーザー照射後は、赤み、腫れなどが生じることもありますが、通常は2、3日程度で落ち着きます。〇想定される副作用・リスク
赤み腫れ乾燥かさぶた火傷内出血色素沈着など -
留意点
炭酸ガスレーザーは、施術前に麻酔を行います。
施術後は乾燥を避けて、保湿をしっかりと行うようにしてください。
施術はできるだけ紫外線に当たらないように日焼け対策を行うようにしてください。
照射後、一時的にしみのような色素沈着が起きることがありますが、次第に薄くなります。
※その人の状態・機材によって回数・価格などが変わります。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。詳細は美容クリニックにご確認ください。
- 妊娠中あるいは授乳中の方
- 重篤な疾患や感染症がある方
- アトピーや皮膚病などの皮膚疾患をお持ちの方
- アレルギー体質の方
- 強い日焼けがある方
施術の流れ
- カウンセリング
- 気になる部位について医師が診察し、症状に適した治療方法を決めます。診察によって当該治療が適応か判断し、適正な治療を行うことが大切です。
- 洗顔
- 取りたい場所が顔の場合、メイクを落とし、洗顔を行ってから施術を行います。美容クリニックによっては、適正な診断のために洗顔をしてから診察を行うところもあります。
- 施術
- ほくろやイボの大きさなどにあわせて出力調整を行った後にレーザーを照射します。炭酸ガスレーザーの場合、施術前に施術部位に麻酔を行います。
- アフターケア
- 照射によるほてり・熱感を抑えるためぬれタオルなどで冷却します。美容クリニックによってアフターケアの内容は異なります。
よくあるQA
- 痛みが不安です。どのくらい痛いですか?
- レーザーの種類によって異なりますが、炭酸ガスレーザーの場合は麻酔を使用してから照射を行います。ルビーレーザーは麻酔を行わないことが多く、照射中の痛みは輪ゴムではじいた程度です。
- 何回程度受けるのが良いのでしょうか?
- 炭酸ガスレーザーによる施術の場合はほくろやイボを1~2回で除去できることがほとんどですが、大きさや根の深さによっては2、3回照射を行うこともあります。ルビーレーザーは黒い色味を少しずつ除去していく施術であるため、5~10回程度の照射が必要になります。
- 日焼けしているのですが照射可能ですか?
- ルビーレーザーはメラニン色素に反応するレーザーなので、日焼けをしている場合は照射できないことがあります。炭酸ガスレーザーは水分に反応するため日焼け肌でも照射可能ですが、美容クリニックによって照射の条件が異なる場合があります。気になる際には事前に医師に確認するようにしてください。
- 施術による副作用はありますか?
- 個人差はありますが、可能性のあるリスクとしては、火傷、色素沈着、ケロイド、皮膚の陥没などが挙げられます。ダウンタイムや副作用は事前に医師に確認した上で施術を受けるようにしてください。
- ダウンタイムはありますか?
- 炭酸ガスレーザーによる除去の場合は、施術後に1週間ほど赤みや腫れ、かさぶたが生じることがあります。かさぶたは1~2週間程度で自然に剥がれ落ちるため無理に剥がさないようにしてください。ルビーレーザーは照射後は2~3日程度赤みや腫れが出ることがあります。