ピコレーザーによるADMの除去の症例
施術前
施術後
女性20代
施術の解説
シミを取って欲しいとして当院を受診された29歳の女性です。
術前の写真をご覧いただくと、下瞼および両頬骨部から目尻にかけて、点状および斑状のくすんだ色のシミが散在します。シミの色調・形状・分布パターンからADMと診断しました。
(※ADMとは、後天性真皮メラノサイトーシスといい、遅発性太田母斑とも呼ばれる皮膚の深い層(真皮層)に存在するシミです。頬を中心として小さな斑点のような状態で左右対称にできるシミです。)
通常はQルビーレーザーで除去出来るタイプのシミですが、炎症後色素沈着などのダウンタイムの長さを考えてピコレーザー(サイノシュアー社ピコシュア)を用いて回数を掛けて少しずつ薄くすることにしました。
このピコレーザーには、スポット照射(ピンポイント照射)とトーニング、フラクショナルの3つの照射方法がありますが、ADMの治療ではスポット照射単独を行います。パルス幅を550psとして、口径2.4mm-2.6mmで打ちました。
術後の写真の状態をご覧いただきますと、個人差はありますが、1ヶ月ごと5回の照射で色調が薄くなり、ほぼ取りきれつつある印象です。途中経過において、一度も炎症後色素沈着等の副作用なく、このように、薄くすることが出来ました。但し、肌の色によっては、炎症後色素沈着を起こしづらいということがありますが、より肌の色調の暗い方では数週間で回復するレベルですが色素沈着を起こすこともあります。
施術のリスク・副作用
ピコレーザーによる治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:水疱、熱傷、炎症後色素沈着、色素脱失(白斑)、長引く紅斑など。
※効果には個人差がございます。
院長 小松 磨史
¥110,000
施術当時のメニューと金額になります。
実際の内容や費用はクリニックへお問い合わせください。
費用は一例であり、麻酔の有無、使用する器具等により費用が異なる場合がございます。
施術後は保湿ケアやUVケアをきちんと行ってください。水疱、熱傷、色素脱失(白斑)、長引く紅斑
※効果やダウンタイム等には個人差がございます。
施術前
施術後