ほうれい線ヒアルロン酸とは
小鼻の横から口のわきに伸びる「ほうれい線」は、年齢を感じさせるしわ・たるみの代表的なもので、そのまま放置していると次第にしわが深くなっていくことが多いです。ほうれい線ヒアルロン酸は、ほうれい線の溝部分にヒアルロン酸を注入することでへこんだ部分にボリュームを出す施術です。
目次
こんなお悩みに
- ほうれい線の溝が気になる
- ゴルゴラインが気になる
- マリオネットラインが気になる
施術の特徴について
若い頃はうっすらと小鼻の横だけにできていたのに、年齢を重ねるにつれ小鼻の横から口のわきにまでくっきりと伸びるのが「ほうれい線」です。同じように「老け」を感じさせるものとして、口の脇から顎の方に伸びて人形のように見える「マリオネットライン」、さらに目頭から頬に伸びるくっきりとした「ゴルゴライン」が挙げられます。これらは目尻や目の下にできるしわと同じものだと思っている人も多いのですが、実はほうれい線などの深い溝は単純なしわではなく、加齢や重力による頬や口元の脂肪と皮膚のたるみが原因です。ほうれい線ヒアルロン酸は、脂肪や皮膚の下垂によってできた溝にヒアルロン酸を注入して、へこんだ部分にボリュームを出す施術です。
ほうれい線ヒアルロン酸治療で使用するヒアルロン酸は、もともと人間の皮膚などにもある成分で、保水性が高いため肌の保湿や水分保持などといった重要な役割を担っています。人体に存在する成分のためアレルギー反応が少ない上に、施術後のダウンタイム(施術を受けて発生した肌の赤みやかさぶたなどが治まる期間)が短く、さらに万が一ヒアルロン酸を注入した後に納得がいかなかった場合は、ヒアルロン酸を分解する製剤を使用することによって、元のような状態に戻すことができるなどのメリットがあるため、多くの美容クリニックで使用されています。最近では、しわ・たるみといった部位ごとの施術だけではなく、顔全体にトータル的に使用することで顔立ちを立体的にみせるような施術も出てくるなど、ますます注目される施術方法です。注入部位や製剤にもよりますが、注入後は半年~1年程度で次第に体内に吸収されます。
施術の特徴まとめ
- 刻まれたシワに適した施術方法
- メスを使用しない注射による施術
- 施術後のダウンタイムが短い
- ヒアルロン酸は人体にも存在する成分のためアレルギーが少ない
施術の詳細
- 施術時間15分
- 施術回数1回
- 施術間隔効果を持続するには半年~1年に1回程度
- 価格1cc 20,000~120,000円
-
麻酔
不要
(希望によって麻酔も可能) -
ダウンタイムや副作用(施術後の状態)
施術後に注射をした部位に多少の赤みが出ることがありますが、数時間程度で次第に落ち着きます。
施術後2~3日程度、注入した部分の皮膚がポコポコすることもありますが、次第に馴染んできます。
施術後に1週間程度、注射をした部分の皮下出血や赤み、腫れが続くことがあります。〇想定される副作用・リスク
腫れ赤み痛み感染症しこり内出血血流障害など -
留意点
注入した部位へのメイクは施術翌日から可能です。
施術当日は温泉、サウナ、プール、ホットヨガ、激しい運動、飲酒などは控えてください。
施術後1週間ほどは注入部位へのマッサージは控えてください。
※その人の状態・機材によって回数・価格などが変わります。
※以下の方は施術を受けることができない可能性があります。詳細は美容クリニックにご確認ください。
- 妊娠中あるいは授乳中の方
- 重篤な疾患や感染症がある方
- アトピーや皮膚病などの皮膚疾患をお持ちの方
- 薬剤に対して過敏症のある方
- アレルギー体質の方
施術の流れ
- カウンセリング
- 気になる部位について医師が診察し、悩みに適した治療方法を決めます。診察によって当該治療が適応か判断し、適正な治療を行うことが大切です。
- 洗顔
- メイクを落とし、洗顔を行ってから施術を行います。美容クリニックによっては、適正な診断のために洗顔をしてから診察を行うところもあります。
- 施術
- ほうれい線の気になる部位にヒアルロン酸を注入します。痛みが不安な際には麻酔を使用することが可能なことが多いです。
- アフターケア
- 注入後は注入部位の形を軽く整えて施術終了です。
よくあるQA
- 痛みが不安です。どのくらい痛いですか?
- ほうれい線ヒアルロン酸では、注射針を刺す際にチクッとした痛みがある程度です。どうしても不安な際には麻酔を使用することができる美容クリニックが多いです。
- 何回程度受けるのが良いのでしょうか?
- 個人差はありますが、ヒアルロン酸の効果は半年~1年ほど持続します。効果を持続したい際には半年~1年の間に一度程度のペースで注入を行うことが多いです。
- ヒアルロン酸には色々な種類があってどれがいいかわかりません。
- ヒアルロン酸には、粘度が高いもの、弾力があるもの、身体と馴染みがよいものなど様々な特徴を持った製剤があります。それぞれの施術の目的や使用する部位などによって施術に適した製剤が異なるため、診察の際に医師が施術部位を確認した上で、適したものを選び決定します。
- 施術による副作用はありますか?
- 個人差はありますが、可能性のあるリスクとしては、内出血や腫れ、感染症などが挙げられます。ダウンタイムや副作用は事前に医師に確認した上で施術を受けるようにしてください。
- ダウンタイムはありますか?
- 注入部位に赤みが生じることがありますが、通常は数時間程度で次第に落ち着きます。内出血や腫れがでた際は1週間程度で落ち着きます。