目の下のクマ・たるみ　下眼瞼脱脂（経結膜）＋リガメント外し～東京イセアクリニック～

1. ■眼の下のクマ

   眼の下のクマは、
   (1)目袋（突出した眼窩脂肪）の膨らみと、
   (2)その下の凹み（頬部の脂肪が下垂することで目立つ下瞼と頬の境界線）
   の２つの要素で構成されています。

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   凹みが存在することで、より膨らみが目立ちまた、膨らみがあることでより凹みが目立つという関係になります。目袋の膨らみが大きく、その下の凹みが少ないタイプのクマの場合は、切らないクマとり手術と呼ばれる経結膜脱脂がよい適応となります。しかし、経結膜脱脂は、目袋の膨らみのみを減量する手術なので、その下の凹みが強いタイプでは凹みが改善せず、膨らみはなくなったけど凹みによるクマが気になるといった不満を残すことがあります。

3. ■施術の流れ

   経結膜を12mm程度切開し、眼窩隔膜上を剥離します。Orbital retaining ligamentを剥離し、眼窩下縁から外側縁にかけてSOOF上端を露出します。ついで、眼輪筋付着部を上顎骨膜より切離し、ティアトラフリガメントを剥離。骨膜上を上唇挙筋付着部のレベルまで剥離したのち、premaxillary spaceを眼窩下神経孔周囲まで剥離します。 すると、リリースされたティアトラフと眼輪筋が頭側にスライドし、眼窩容積が拡大するため、仰臥位で突出した分の眼窩脂肪を内側、中央、中央外側、外側より必要最低限切除します。

4. ■副作用・リスク

   大きなリスクは眼窩下神経損傷による上口唇、歯肉の知覚障害です。しかし、眼窩下神経はかなり太い神経なので完全に断裂するリスクは少ないと考えます。 細い知覚神経が血管とともに上顎骨の骨孔から出現することもありますが、場合によって切断しなければなりません。この場合、2カ月程度、下眼瞼内側のしびれ感を感じることがありますが、時間の経過とともに改善します。 術後血腫に関しては、術野が比較的広く確保されているため、止血操作が容易であるためリスクは少ないと考えます。 術後１カ月は、ティアトラフ剥離部の圧痛を認めることがあります。

料金表

• 下眼瞼脱脂（経結膜）＋リガメント外し　片目

  ¥210,000

• 下眼瞼脱脂（経結膜）＋リガメント外し　両目

  ¥350,000