【わきがにお悩みの方へ】腋臭症手術 (反転剪除法)～パールスキンクリニック天神～

腋臭症（わきが）は、腋窩（わき）の臭いが強い状態をいいます。皮膚にあるアポクリン腺は、わき、外耳道、乳輪、外陰部などの毛穴に存在し、その汗に含まれる脂質・タンパク質が皮膚表面の細菌に分解されて特有のにおいを生むとされています。このアポクリン腺の発達には遺伝、性ホルモンなどが関与し、腋毛の量、心理的要因（ストレスや緊張など）なども、においの発生に関係していると考えられています。
軽度の腋臭症では、腋毛のレーザー脱毛や制汗剤などを試みます。汗の量が多くてお困りの方は「多汗症」という状態で、ボトックス注射で汗を減らす治療を行います。
手術治療が必要になるのは、においが強く、日常生活に影響が出てお困りの場合です。
当院の腋臭症手術 (反転剪除法)は、局所麻酔で行います。痛みが不安な方や、眠って受けたい患者様には静脈麻酔か全身麻酔で行います。わきの下の皮膚を４cm程切開し、アポクリン腺の分布している層を専用の剪刀（外科手術用はさみ）で皮膚の裏側から剥離しアポクリン腺を細かく切除していくことを心がけています。直接、アポクリン腺を確認して切除し、取り残しのほとんどない丁寧な施術に努めます。