【リストカット・傷跡の修正治療】外科的切除術～東郷美容形成外科 福岡～

1. 手術について

   形成外科的な知識と技術を最大限活用して治療に臨みます。
   当院が注力している治療の一つです。
   「他院で切除は無理と言われた。」「以前に傷跡修正手術をうけたが、縫い跡がきれいにならなかった。」という場合でも対応できるケースが多くありますので、傷跡の切除をお考えの方はぜひ一度ご相談ください。

   

2. 外科的切除術

   傷跡の大きさ、形状に沿ってデザインをします。最終的に傷跡が一本線になる「切除法」や皮膚を移動させる（皮弁）ことで傷が複数の線になる「デザイン皮弁法」などを組み合わせながら残った皮膚や周囲の組織に負担が軽減される範囲で傷跡を切除します。
   傷跡の部位や皮膚の柔らかさにもよりますが、周りの皮膚に余裕が少ない場合や一回で切除できない大きな傷跡の場合は4～6ヶ月おきに数回に分け切除を行います。
   切除後に皮下を縫い合わせる際、あえて傷を少し盛り上げて縫うことで将来的に幅広い傷となることを予防します。術中の出血の程度によって小さな血抜きの管（ドレーン）を差し込み表面を細い糸で縫合して手術終了となります。

3. 経過とダウンタイムについて 1

   手術翌日、または2日目にドレーンを抜きます。
   1週間後に抜糸を行います。
   
   -腫れ、内出血
   腫れは術後１週間ほど、アザは２週間ほどで自然に消失します。
   
   -痛み
   手術中は、麻酔をしているためほとんど無痛です。
   術後の痛みについては痛み止めを処方いたします。
   
   -傷跡
   術後１週間で抜糸します。
   個人差・切除量により異なりますが術後２～３ヶ月は赤みが目立ちます、その後は時間経過で目立たなくなります。

4. 経過とダウンタイムについて 2

   -アフターケア
   抜糸後は傷の安静と保護のため、3か月から半年ほど専用のテープをご使用いただきます。
   
   -その他注意点
   手術翌日からシャワーのご使用ができます。
   バスタブ、温泉、プールなどのご利用は抜糸後からになります。
   飲酒・喫煙は傷の治りが遅くなり、腫れの長引く原因となりますので、お控えください。
   
   -起こりえるリスク・副作用
   内出血、血腫、感染、瘢痕

5. よくあるご質問

   Q.傷が出来てからどのくらいで傷跡修正ができますか？
   A.けがや手術で傷が出来てから、落ち着くまでに3か月から半年はかかります。特に関節に近く、動きや体重負荷のかかる部位では落ち着くまでに長期間必要です。それ以上経過しても改善が見られない場合には、ぜひご相談ください。
   
   Q.根性焼きやリストカットの傷跡を完全に治せますか？
   A.傷跡を完全に無くすことはできません。
   可能な限り傷跡を切除し皮膚を縫い縮めることで、根性焼きやリストカットとは分からないような傷の形（例えば骨折の手術の傷など）に形成することができます。

料金表

• 切除法　顔（1cm）

  ¥55,000

• 切除法　顔以外（1cm）

  ¥30,800