医療法人社団 桜輝会 理事長
池下 久登
イケシタ ヒサト
男性
『ひとりの歯医者として』ではなく、僕という人間がどうしてこうなってきたかを知ってもらいたい。
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明海大学歯学部歯学科に在学中、病院実習を行った際、歯を失ってしまった患者さまが再び噛めるようになった時の喜びの場に立ち会って感銘を受けたことをきっかけに、補綴(ほてつ:なくなった歯をつくること)学に興味を持つ。2010年歯科医師免許取得後は同大学歯学部補綴科に入局し、入れ歯やインプラントについて学ぶ。
都内歯科医院にて分院長を3年務めた後、2016年山の手デンタルオフィス田町三田を開業
◇歯科医を目指したきっかけは「専門職への憧れ」
もともと僕の両親は医師で、親戚にも医療関係の仕事に就いている人が多い環境で育ちました。でも、小さいころ憧れていたのは医師ではなく美容師や料理人のような国家資格のある専門職でした。最初のうちは両親の敷いたレールに乗りたくないと反発し続けていたのでしょう。しかし、中学から高校にかけてから医療職を意識し始めたんです。進路を決めるにあたって親戚の中に歯医者がひとりもいないことに気づいたこと、人と話をすることがすごく好きだったことで歯科医療の道を選びました。
◇歯学部で「材料学」にのめり込む
高校を出て、僕は一度社会人を経験したのち、大学の歯学部に入学しました。在学中に歯科医療の専門的な実習が始まるわけですが、一気にのめり込みました。具体的には歯を削ったり詰め物をしたりするのですが、そのときに「歯医者が天職だ」と感じていました。なぜなら、歯に詰める薬剤などについて学ぶ「材料学」という講義が、すごく面白かったのです。歯の治療につかう材料も一長一短、本当に様々なものがあり、良い材料を使うことでより精度の高い治療ができます。そこがものすごく画期的な学問に思えて俄然勉強が楽しくなりました。子どもの頃から細かい作業が好きだったことも影響しているかもしれません。ひとつのものにぐっと集中する凝り性な部分もあり、結果的に歯医者にすごく向いている性格だなと自分でも思います。開業してから毎日仕事をしていて楽しくて仕方ありません。今でこそ息子と遊ぶという楽しみが増えましたが、それまでは休みなんていらない気持ちで働いていました。
◇プライベートではイクメンな一面も
僕には小さい息子が一人います。僕にすごく似ていましてめちゃくちゃ可愛いんですよ。プライベートは子どもと遊ぶのが一番の楽しみですね。この間は電車の博物館や水族館に2人で行ってきました。息子が生まれるまでは仕事人間でしたが、今は働くときは働いて、休みの日には子どもと遊ぶというメリハリのある生活を送っています。
また、僕にはスキューバダイビングという趣味もあります。もう始めてから12、13年になるかな。スケジュールの関係でどうしても近場になってしまいがちですが、伊東や沖縄の海でダイビングを楽しんでいます。海外でもたくさん潜りましたが伊東は海の中身が違いますよ。とても良い海です。自分の身体が10個くらいあったら毎週いきたいくらいです(笑)。とはいえ、中学校以来あまり運動していなかったのでダイビングは下手の横好きで続けているような感じかな。仲間のフォローアップのおかげでスキューバや旅行を楽しんでます。本当にありがたいですね。
息子ともゆくゆくは一緒にダイビングするのが夢です。2歳なのでまだ潜れない年齢ではありますが水泳が大好きでお風呂でもよく目をあけて潜っています。今から楽しみですよ。
◇常にエネルギッシュで全力がモットー
僕の性格に関して「エネルギーが前面に出ている」とよく言われますね。息子の幼稚園の面接で「こんなに食い気味にくるお父さん、久しぶりです」と言われたりします(笑)。ですから、自分から積極的に質問をしてくれる患者さまにはかなり前のめりでお話しますよ。歯医者の学問は日進月歩なので新しい知識を学ぶために常に勉強する意識を持つ必要があります。患者さまからも診療中たくさん質問をいただくので、日々勉強ですね。専門書や論文だけでなく新聞などに載っているような患者さまの身近な知識を得ることは重要であると考えています。そういった考えから患者さまとのコミュニケーションを大事にしていることは診療理念にもつながってきます。