胸の施術《乳房縮小術/乳輪縮小術/乳頭縮小術/陥没乳頭/乳房吊り上げ術》～プリモ麻布十番クリニック～

1. 乳輪縮小術

   乳輪の外周で皮膚を切除する方法は、周囲皮膚と乳輪の境界がくっきりと明瞭になってしまい不自然な外観になるおそれがあります。
   当院では、傷あとが目立たない乳頭基部で乳輪をドーナツ状に切除し縫合する方法を採用しております。ドーナツ状に切除する幅は、術後の乳輪の直径を35〜40mmに設定し、そこから計算し決定します。通常5〜12mmほどの切除幅となります。皮膚の切除後、周囲の皮下を剥離し、巾着縫合を2本かけて乳輪を縮小します。巾着縫合は非吸収性のNylon糸で行います。
   当院は内部処理として中縫いを吸収性糸で行い、外縫いはさらに非吸収糸で行う、創傷治癒に適した形成外科的縫合を採用しております。

2. 乳頭縮小術

   乳頭の平均的なサイズは高さ9mm直径10mmといわれています。
   直径を小さくする場合、残す乳頭の円周を10×3.14 = 31.4mmとなるよう計算し、余剰部分を楔状に切除します。切除する部分は通常2-3ヵ所です。切除後は止血を行い、吸収糸である5-0 PDSで埋没縫合を行います。皮膚縫合は7-0 Nylonという細い糸で行います。
   高さを低くする場合、乳頭の頂部に牽引の糸をかけ軽く引きながら、残す高さを9mmに計測し、余剰部を基部から襟巻状に切除します。乳頭の血流を温存するため、皮膚のみの切除を行います。

3. 陥没乳頭

   グレードに応じて手術方法は異なります。
   （１）Teimourian法：乳輪基部2か所に笹の葉状に皮弁を作成し、皮弁の表皮を切除します。それぞれの皮弁を乳頭直下に作成したトンネルの下を通して交差させ、再陥没を予防します。
   （２）酒井法：乳頭を中央で切開し、内部の繊維組織を処理します。切開部の両サイドに笹の葉状の皮弁を作成し、表皮を切除します。両側から皮弁を交差させ再陥没の予防をします。
   当院は内部処理として中縫いを吸収性糸で行い、外縫いはさらに非吸収糸で行う、創傷治癒に形成外科的縫合を採用しております。

4. 乳房吊り上げ術

   軽度の下垂に対しては、大胸筋筋膜下法によるプロテーゼを用いた豊胸術を行う、あるいは脂肪注入による豊胸術により改善が得られます。
   
   中等度の下垂に対しては、乳輪の縁に沿ってドーナツ状に皮膚を切除し、下垂したバストを引き上げ、バストの形態、乳頭の位置を調節します。瘢痕は乳輪の縁に沿って一致します。乳輪の縁にはギャザーという皮膚の皺が出現しますが、時間とともに馴染んでわかりにくくなります。この際、乳輪縮小を同時に行うことも可能です。状況によりプロテーゼを併用することもあります。

料金表

• 乳房縮小術

  ¥1,320,000

• 乳輪縮小術

  ¥495,000

• 乳頭縮小術（高さ）

  ¥220,000

• 乳頭縮小術（外径）

  ¥220,000

• 乳頭縮小術（全体）

  ¥385,000

• 陥没乳頭術

  ¥440,000

• 乳房吊り上げ術

  ¥1,100,000